じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2012年05月

       5月26日(土)晴れ
               ビックリグミが実をつけました
 
ビックリグミが実をつけました。
写真はこの通り1個の実しか写っていません。イメージ 1
でも、もう少し実をつけています。
昨日、もう少し実をつけた写真をと思い、今日まで待っていました。
しかし、昨日あったはずの赤い実が見えません。
盗難にあったのです。
せっかくついた実を、誰かが盗んでいったのです。
そう、窃盗犯は鳥です。
鳥の種類はいつものようにわかりません。
クチバシの黄色い鳥です。
スズメもカラスもひんぱんに舞い降りているので、彼ら・彼女らも窃盗犯かもしれません。
窃盗犯にやられる前に、と思い口に入れました。
甘いような、渋いような、酸っぱいような味です。
幼いときに良く食べました。
遠い昔、ふるさと奥会津檜枝岐村で食べた味です。
裏の庭にビックリグミがあって
姉と競って食べました。
食べ過ぎてお腹をこわし、その夜は何度も何度もトイレに行きました。
そんな昔を思い出すグミの実です。
 

     5月25日(金)くもり
        故郷やどちらを見ても山笑う 3イメージ 1
5月20日から23日まで3泊4日で、故郷福島県南会津郡檜枝岐村に帰省。
予想以上に新緑が心に残っている。
浅草から東武線に乗って、鬼怒川方面に向かう。
さらに鬼怒川から会津若松方面に向かう。
途中会津高原駅で下車し、「檜枝岐・尾瀬行き」のバスに乗車して1時間10分。
そこが故郷、檜枝岐村。
バスに1時間以上乗る、大勢の人が「ずいぶん不便な所ですね」と言います。
そうです、不便な所です。
かつてはご丁寧に「秘境」とか「陸の孤島」なんて、形容してくれた。
かつてではなく、現在も不便だ。
どのくらい不便かって?イメージ 2
実は今回、乗り継ぎが悪く、バス出発時刻まで2時間待ち。
でも、私には全然長い時間ではない。
新緑・昼食・読書・書き物・・・あっという間の2時間だった。
 
この駅で気になるのことがある。
じつはここの売店で私の本が売られている。
故郷檜枝岐村について書いた拙著が2冊置いてある。
会津若松にある「歴史春秋社」という地方出版社から出版してもらった本。
一冊も置かれていないのも悲しいが、いっぱい売れ残っているのも悲しい。
おそるおそる売店の本コーナーを見ると、「桧枝岐物語」2冊、「山峡少年記」1冊。
「売れていますか?」なんて売店の人にたずねるのも怖い。
なぜなら「全然売れてませんね」なんて言葉が返ってきたら、悲しくなってしまうのイメージ 3
で、聞けません。
 
昼食は切符売り場兼売店兼待合室兼レストランのレストランで。
レストランと言うよりも「食堂」がふさわしいかな。
その食堂で大感動、大感激。
メニューに「三種合体麺」を見つける。
解説には「当店一押し」。
テレビの「ナニコレ珍百景」にも取り上げられたとある。
驚くなかれ、3種の麺は「ラーメン・そば・うどん」。
結構いけた。
だれが発案したのか気になる。
「発案者はだれですか?」とたずねると、以前働いていた従業員が命名とのこと。
「・・・注文で、ソバにしようかうどんにしようかラーメンにしようか迷われるんですよ。それなら3種類の麺をいっしょにしよう・・・と思いできたんですよ」
 
食堂の名前が「恋路橋」。
ロマンチック、しゃれている、と思い由来をたずねると店の前の橋から採ったという。
昼食後、恋路橋から新緑の山々を眺める。
高原の風に吹かれながらコーヒーを飲む。
2時間は、アッという間だった。
 
 
 
 

 故郷やどちらを見ても山笑う 2イメージ 1
         温泉
温泉で腰痛治療。朝5時30分起床。
朝6時から始まる共同温泉「燧の湯(ひゅうちのゆ)」へ。
4・5人入っている。畑仕事で汗を流して11時30分温泉へ入って昼食。
カメラをもって新緑撮影。
夕方5時、温泉につかって6時に夕食。
晩酌のビールが一段と美味い。
山菜料理、そば、岩魚を食べながらビールと「地酒」。
その後、また温泉へ。
宿は親戚の民宿「松源(しょうげん)」。イメージ 2
 
朝・昼・夕・晩の4回の温泉。
さすがいくら温泉が好きとはいえ、一日4回は入りすぎ。
肌はカサカサし、突っ張る・・・。
翌日、翌々日は3回。腰痛完治とはいかないが楽になってきた。
露天風呂から眺める新緑、雪解けの川、これまた風情がある。
露天風呂で中年のおっさんと会話。
「どちらからですか?」
「千葉からです」
「どりらから?」
「私も千葉、御宿です」
「同じ千葉ですね。御宿は月の沙漠の・・・私は千葉市です。明日、御池(みいイメージ 3け)に行って水芭蕉を見る予定なんです」
檜枝岐、尾瀬はもう10回以上訪れているとか。
水芭蕉の春、ニッコウキスゲの夏、紅葉の秋に何度も来ているとのこと。
「定年退職し、夫婦で車の旅を楽しんでいます・・・」と、新緑に目をやりながら会話を楽しむ。
 
平日の温泉、中年のおっさんが多い。
腹の出た、メタボが多い。
私もメタボの仲間。
親しみを感じる。        写真上 「燧の湯(ひゅうちのゆ)」
                      中 露天風呂
                       下 露天風呂から眺める檜枝岐川
 
 

        5月24日(水)晴れ
         故郷やどちらを見ても山笑う
故郷・福島県南会津郡檜枝岐村に帰省してきました。目的は3つ。
1,新緑観賞
2,温泉で腰痛治療
3,自分のルーツ調べ
千葉県は若葉の季節だが、故郷、檜枝岐村は新緑の季節です。
イメージ 3

イメージ 1イメージ 2
 
帰省するのは例年、夏、秋。なぜなら、仕事柄5月は多忙でした。(現在定年退職で無職)
5月のゴールデンウイークも仕事が入って休めないのが現実でした。
新緑の季節は秋の紅葉と同様、美しい季節です。
訪ねよう訪ねようと思いながら実現できないでいました。
この季節に訪ねるのは大学生以来だから40年ぶりです。
山や川の形は毎年見ている景色ですが色がまったく違います。
山は萌黄色というのでしょう。

高校時代の俳句の授業を思い出しました。
「故郷やどちらを見ても山笑う」作者はだれだったかよくわかりません。(正岡子規のような気がしますが、あやふやです)。
「季語はどれでしょう?」
「山笑うです」
「では季節はいつでしょう?」
多くの人が「秋じゃない・・・。落ち葉の季節で、赤や茶や黄色の葉がワサワサ音を立てながら落ちる様子です」なんて、説明しました。
しかし私たちの意に反し、季語「山笑う」の季節は「春」でした。 
高校時代に「山笑う」という言葉も初めて知りました。
落葉樹木が新芽を吹き始める季節という解説でした。
でもまだピンと来ませんでした。
今回、鬼怒川から会津高原駅、奥会津そして故郷檜枝岐の新緑を観て「山笑う」を実感しました。
木の細枝が一斉に緑葉を付け出し始める姿。
なるほど「山が笑う」って、この景色?
 
感性のある人間ってのは、美しい、いやおもしろい言葉を考えるものですね。
写真をバチバチ撮りました。  「故郷やどちらを見ても山笑う」そんな気分の帰省となりました。
 
 
 
 

         5月19日(土)晴れ
                  すごい人
朝から快晴。あまりに太陽がまぶしい。
5時30分にカメラを持って海岸へ。
放射冷却といのだろう、寒い。
ジャンバーを着る。朝の散歩を楽しむ人達がちらほら。
休日のせいか、県外の車も止まっている。
ラクダ像のそばで新聞をひろげて読んでいる人がいる。
イメージ 1
 
老人会の本吉さんが今朝もビニール袋を持ってゴミを拾っている。イメージ 2
すごい人だ。
本吉さんのような人がいるので御宿海岸はいつもきれいになっているのか。
改めて感謝します。
御宿の朝の風物詩になっているラジオ体操の主催者の一人が本吉さん。
海岸を散歩している時に「一緒にやりませんか」と私にも声をかけてくださった。
それ以来健康つくりとして続けている。
ラジオ体操は一人では続かない。
でもみんな一緒なら続けることができる。
ラジオ体操のメンバーも現在50名はいるだろう。
このところ陽気が良いので参加者も多い。
イメージ 3
本吉さんというと、風車だ。
空いたペットボトルを利用して風車を作られる。
小学校で子どもたちに作り方を教えられている。
文化祭など町の行事にも出店して作り方を教え、子どもたちに風車をプレゼントされている。
私も風車をいただいた。
畑に鳥追い、モグラ除けにしている。
 
こんなすごい人がいることを紹介します。
 
 
 

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