じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2012年08月

          8月21日(火)晴れ
  一度きりの人生だからこそチャレンジしたい(長友佑都)
 
昨夜、暑さで目を覚まし、そのまま朝まで読書しました。イメージ 1
一冊の本を一気に読み切ったのは久しぶりです。
それだけ、おもしろかったのです。
「上昇思考 幸せを感じるために大切なこと」(長友佑都著 角川書店)です。
活躍ぶりはテレビ・新聞で時々報道されるので知っていました。
日本式の「おじぎ」でヨーロッパではすっかり人気選手のようです。
コマーシャルでも大活躍です。(最近見なくなったかな?)
いつも前向きで明るい性格、うらやましいです。
そんな性格が形成される過程物語。
お母さん学校の先生方の影響も大きかったようですが、おばあちゃんの影響が大きいように思われました。
おばあちゃんからの手紙は感激。
心に残ることばがちりばめられていました。
このところ「あのとき良い言葉に出会ったのに思い出せない」ということが多くなりました。
手紙全文書き写しておきます。
 
最高の成績で日本に帰り、うれしいですね。普段の心がけと努力の賜物と思います。
サッカーに対する考え方に変化があったように受けとめています。ほんとうに心の躍る試合でした。
思いが身体を支配しています。いつも誰かのためにと思ってプレイをしていれば、それ以上の力を出せます。
日常生活でも、基礎の部分がしっかりしていると、とっさのとき、何か起きたとしてもどうにでも補えます。
ピンチを抜け出せる基礎のある人は、出来、不出来なく安定しています。
人生は順調に成功していくばかりではありません。
成功は人間の表面を飾ります。
失敗は内面を豊かにします。
人間の成長のために失敗は用意されています。
失敗は成功に劣らぬ報酬があります。
失敗を恐れて何もしないでいては、生涯、失敗ばかりになります。
人は、表現する言葉を失ったときにキレます。多くの言葉を用意して、褒めの言葉を考えておくことです。イメージ 2
人の心をほぐすマッサージの言葉です。
困ったときは自分の本をよみましょう。機会があれば、宮沢賢治さんの本を読みましょう。
生活は質素に、志は高く、物を大切に。とくにユニホーム、スパイクなど自分の分身と思ってください。
日本の空気をしっかり吸って、1月からの試合に向けて、心をやわらかく、ふにゃふにゃでいきましょう。
 
スゴイおばあちゃんですね。
また、それを素直に聞き取り、吸収できる長友選手がスゴイです。
長友選手の言葉も一流選手とはこういう人かと思わせることばがあちこちに書かれています。
「一度きりの人生だからこそチャレンジしたい」の項から。
 
チャレンジのない人生なんて、僕にはまったく想像できない。
一度きりの人生なのだから、自分だけの道をつくって、そこを歩んでいきたい。(略)
上昇思考で夢をもつ。
大きな夢でなくてもいいと思う。ちいさなことでもいいから夢をもっておく。
どんな人間になりたいかというビジョンを描き、夢と重ね合わせるのもいいかもしれない。
そして、それをただの夢で終わらせないためにはどうすればいいかを考える。
そのために、「いまこのとき」を大切にして、できることを積み重ねていけば、必ず夢の実現へと近づいていける。
逆にいえば、その積み重ねなしでは、夢に近づくことは絶対にできない。(略)
人生の終わりの時を迎えたときに「何もやれなかった」「何もやらなかった」と振り返るしかなかったとしたなら、生きていた価値を見出せなくなってしまう。(略)
どこまでも熱く、夢に向かって生きていきたい。
 
昨日はロンドンオリンピック金メダリストの銀座パレードが行われました。
どの選手も(メダルを逃した選手も)、長友選手のような心を秘めて努力しているのだろう。
外が白々と明るくなってきたので、そのまま起床。4時45分。
 
 

   8月20日(月)晴れ
      にぎわった御宿海岸も今朝は静かですイメージ 1
今日は月曜日、お盆休み、夏期休暇も終わったようです。
今朝の海岸は静かです。
昨日までは、朝から賑わっていた駐車場も若者の車が一台だけ。
広い駐車所でバレーに興じています。
駐車場のおじさん達も今朝はいません。
夏の人出は昨日まで、今日からは客足が減ることわかっているのでしょう。
 
残暑が厳しかったせいか、昨日は休日でもあり、にぎわいました。
積乱雲が地平線から、岬の山からモクモクとわきあがっていました。
まさに夏の風景でした。
夏が過ぎればこの光景は見ることができなくなる、そんな思いにかられました。
そんなわけで昼の散歩はカメラを持って海岸へ。イメージ 2
海岸の砂がブルトーザーによって、集められていました。
汚れた海岸を清掃しているのか、と思ったら、ビーチバレーの準備だそうです。
これからビーチバレーのイベントも予定されているようです。
まだまだ、御宿の夏は続くようです。
 
青い空のに映える積乱雲、その下の海と海水浴客。
絵になります。

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      8月19日(日)晴れ
      御宿町 「月の沙漠」誕生秘話 ご存じですか?
 
夏が戻ってきました。イメージ 2
入道雲(積乱雲でしたっけ?)がモンスターのようです。
朝顔が今朝も清々しいです。
 
退職してから2年目、目標としていた著書を出版しました。
題名は「童謡『月の沙漠』と御宿町」。
誰もが一度は口ずさんだ童謡『月の沙漠』。
この有名な童謡『月の沙漠』の発祥の地が外房御宿町です。
なぜ、御宿町なのか?
そんな「童謡『月の沙漠』誕生秘話」を調べてまとめてみました。
 
出版してから2週間経ちましたが、売れているのか心配でなりません。
本の生みの親としては、「こんな本出しました。友達に宣伝してください」とお願いするすることくらいしかできません。
それでも先日、朝日新聞社が取材に来てくださいました。
以来毎朝、新聞の地方版を真っ先に見るのですが、まだ掲載されていません。
過日、このブログにも宣伝のため掲載しました。
友達から少しずつ反応が来ていますが、そわそわした落ち着かない日々を過ごしています。
 
「ブログをやっているんだから、ブログを使って宣伝しなくちゃ、今は宣伝の時代よ。それにブログやっている人たちは、活字や本に興味持っている人なんだから・・・」
このことばに刺激され、宣伝のチラシを作ってみました。
 
全国、どこの本屋さんからでも注文できます。
おそらく多くの本屋さんの店頭には並んでいないと思います。
注文は「童謡『月の沙漠』と御宿町」齊藤弥四郎著 本の泉社 でお願いします。
でも、価格1500円は高すぎますか?
そしたら近くの図書館で、リクエスト図書として申し込んでください。
お願いします。
 
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   8月18日(土)雨のち晴れ
苦しんで、泣いて、死んでも、いじめた子は変わらず明日も笑ってご飯を食べる
 
今朝は朝から久しぶりの雨。イメージ 2
7時40分頃止み、その後の蒸し暑さ、といったらありません。
ベトベトしてジワッとした汗が不快。
9時30分過ぎ、青空が見えてきました。(右写真)
 
朝日新聞の連載「いじめと君」が昨日(8月17日)(金)で最終回でした。
様々な分野の人が様々なコメントを述べ、興味深く読みました。
最後を閉めくくたのが子役タレントの「春名風花(はるなふうか)」さん。
ぼくは小学6年生です。
タレントだけど、ふつうの女の子です。
こんな書き出しで始まります。
そして次のコメント。
今から書く言葉は君には届かないかもしれない。
だって、いじめている子は、自分がいじめっ子だななんて思っていないから。・・・
なんという洞察力。
「いじめている子には私のコメントは届かないかもしれない」
いじめの現場に一番近い小学6年生だから、いじめている子のこと良くわかっているのだろうか、スゴイ、スゴイ。
いじめている人にコメントすること、説得することは難しいですよ、と半ば言っています。
そして、内容も、胸が締め付けられ、目頭が熱くなる事例です。
ぼくがいくら泣こうが、本当に自殺しようが、その人たちが何も感じないことを知っている。
いじめられた子が苦しんで、泣いて、死んでも、いじめた子は変わらず明日も笑ってご飯を食べる。いじめは、いじめた人には「どうでもいいこと」なんです。
「いじめた本人も反省し、後悔しているだろう」と、性善説に受け取っていた自分がいました。
しかし、春名さんのコメントにはドキッとしました。
いじめられる人のしい気持ちや死にたくなる心境がテレビ、雑誌でこれだけ報道され、学校でも話し合いがなされても、少しも減っていない事実が春名さんの言葉を物語っています。
さらに続きます。
いじめを止めるのは、残念ながらいじめられた子の死ではありません。
その子が死んでも、また他の子でいじめは続く。
いじめは、いじめ子に想像力を持ってもらうことでしか止まらない。
うなずきながら読みました。
そして、想像するのに十分な事例。
想像してください
君があざ笑った子が立った日、はじめて歩いた日、はじめて笑った日、うれしくて泣いたり笑ったりした人たちの姿を。君がキモいウザいと思った人を、世界中の誰よりも、愛している人たちのことを。
胸にギュッときて、目が熱くなるのを覚えながら読みました。
今回の企画で、いや、これまでも「いじめ」特集はたくさんあったが、今回の春名さん小学校6年生のコメントが一番説得力があり、心に残りました。

いつか、また読みたいと思う日が来ると思います。
その日のために、全文スキャンしておきます。
これがタレントでふつうの女の子と言えますか、スゴイスゴイ。
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 8月17日(金)晴れイメージ 1
     秋が忍び寄っています「 うろこ雲と読書感想文」
残暑が続いています。
でも、秋が確実に忍び寄っています。
朝方は涼しく、さわやかです。
空も秋です。
うろこ雲でしたってけ?いわし雲でしたっけ?
正式名は巻積雲(けんせきうん)でしたっけ?
この雲を見ると、そろそろ夏休みの終わりを感じます。
少年の頃、この雲を見ながら野球の朝練習に行ったこと。
宿題が終わらず、焦ったこと。
懐かしく思い出されます。
 
困った宿題といえば、「読書感想文」でした。
先日も姪っ子の家族が嘆いていました。
4年生の本人は宿題なんか気にしない、という感じでした。
でも、お母さんとおじいちゃんは嘆いていました。
「感想文の宿題には困りますよ」イメージ 2
「おじさん国語の先生だったでしょう。どう書けばいいの?」
国語の先生だったでしょう。
国語教員、困った過去です。
「・・・原稿用紙に大きく、おもしろかった、と書けよ」
例によって無責任な返答をしてしまいました。
「そうするか?そうするか?」
相手も私の性格をしっているので軽くうけながしてくれました。
確かに、読書感想文は困った宿題です。
読書好きをつくるはずの読書の宿題が、読書嫌いを作っているのが実態です。
国語の教員、少年時代の読書感想文、どう書いたっけ?
本の後ろの解説を丸写して、原稿用紙うめたこと、思い出されます。
あの日の空も、「うろこ雲」だったような気がします。
南東の方向、海岸はうろこ雲だが、北側は何雲というのかな、
空がすっかり高くなってきました。
秋が確実に忍び寄っています。
今日も残暑が厳しくなると、天気予報で言っています。
でも、今朝8時は海からの涼しい風が気持ち良いです。
 
 
 

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