じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2012年12月

    12月31日(月)曇り
          しめ縄張り
イメージ 4平成24年、2012年も今日で終わりです。イメージ 3
昨日30日は、しめ縄を編んで飾りました。
昨日は雨降り、おまけに強風でした。
それで、しめ縄飾りを今日31日に延期しようとしたら、それはいけないと強く主張します。
「しめ縄の一夜飾りはいけない。二夜飾りでなくてはいけない」と婆さんが言います。
「そんなの迷信だ」と言っても、婆さんにとっては迷信どころか、重要なことです。
まして、先祖代々受け継いできたことを覆すことは大問題らしい。
そんなわけで、雨降り、風吹く中で「しめ縄張り」をしました。
 
しめ縄は神様の宿る場所。
我が家は、神棚、仏棚、玄関、水の神様、火の神様(台所)に、お供えモチと一緒に飾ります。
玄関にはダイダイ、ウラジロの付いた市販の飾り。
他の場所は私が編んだしめ縄。イメージ 1
稲藁は農家のIさんから秋にもらったもの。
日本は「八百万の神(やおよろずのかみ)」の国。
日頃お世話になった鍬や鎌の農機具、倉庫・トイレ・・・庭の木にも神様が宿るそうです。
これら全部にしめ縄を張ったらきりがありません。
そこで、「大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします」と耕運機と自転車にしめ縄を張りました。
 
イメージ 2今日31日、散歩の途中、神社に行ってみました。
神社も鳥居や社殿、小さな祠にもしめ縄が張ってありました。
やはり、ここも神様が宿っているのでしょう。
明日の朝には新しい歳神様がやって来ます。
昨日(平成24年12月30日)と変わりない今日(12月31日)、今日と変わりない明日(平成25年1月1日)ですが、何だか心あらたになる大晦日です。
こんな風習いつまでもつづいて欲しいものです。

     12月30日(日)雨
          電子書籍のファンになりましたイメージ 1
娘が誕生日のプレゼントをしてくれました。
電子書籍(キンドル)です。
部屋が本で埋まっているのをみかねなのかもしれません。
「電子書籍なら何万冊もの本が入るんだよ」
と良く言うので、「部屋の整理をするように」、という意味なのでしょう。
 
電子書籍が流行っていることは知っていました。
でも、本は紙でできているもの、あの紙の匂いが良いじゃないか?
心に残ったところはアンダーラインをひいたり、書き込みをしたりすることのできる紙の本が良い。
そう決め込んでいました。イメージ 2
まあ、せっかくプレゼントしてくれたので使ってみるか?、あまり積極的な喜びは正直ありませんでした。
ところが、どっこい。
驚き、おどろき、おもしろい。
想像以上にすばらしい。
1,どこでも手軽に見ることができる。
 食卓の上に置いても、居間のテーブルの上でも邪魔にならない。
 これまでだと、「本片付けて」と言われ、その度に「今、片付けようとしているのに・・・」とムカッとしたが、邪魔になりません。
2,文字の大きさを自由に変えることができる
 老眼が進んでいます。夜の読書がつらく、ついついテレビに向いていたが、文字がよく見える。
3,アンダーラインができる。
 電子書籍はアンダーラインができない、と思っていたらできます。 簡単な操作です。
 書き込みはできません。
4,無料の書籍(青空文庫)が0円で読める。
 昔、読んだ名作。題名だけは聞いたことがあるが読んだことのない名作を0円で読むことができるのです。
5,本の定価が安い
 紙の本より安く購入できます。
 値引きの巾はまちまちです。新刊本の値引率は低いです。古い本は定価1200円が100円なんていうこともあります。
6,本を置く場所を必要としません。
部屋を本に占領されません
思いつくままに電子書籍の利点を挙げてもこれだけあります。
 
もう一つありました。
難しい漢字に画面上でタッチすると、読みや意味まで出てくるのです。
もうこれで、当てズッポの読みや読み飛ばしがなくなります。
スゴイです、電子書籍のファンになりました。
大きさは写真上のように文庫本よりやや大きい。
 
 

     12月27日(木)晴れ
     源頼朝と上総介広常(かずさのすけひろつね):瀧泉寺の銀杏樹
国道128号線、いすみ市大原貝須賀に「瀧泉寺」という天台宗の寺があります。イメージ 1
ここに上総介広常が植えたという銀杏の大木が聳えています。
銀杏の下には「銀杏樹由来」という碑が建ち、次のように記されています。
     銀杏樹由来
當寺ハ嘉祥年間布施名熊ニ開基
天台宗ニ属ス
平広常子其地ニ築城ノミギリ
鬼門除トシテ当地ニ移シ建立
貝須賀山普門院瀧泉寺ト命名シ
広常自カラ門前ニ銀杏樹ヲ
植樹シタト傳エラル
現今亭々トシテ天ニ聳エル
老木即チ是ナリ
 
瀧泉寺は嘉祥年間(848~851年)に、名熊地区に建立。広常が名熊の殿台に城を築城した際に、鬼門除けとして現在地に移しました。その際、広常自身が植えた銀杏の木といわれています。
広常は頼朝の平家打倒に貢献しています。
しかし、広常の横柄な態度が頼朝の信頼を損ね、後に暗殺されます。
NHK大河ドラマ「平清盛」にも登場しました。
その横柄ぶりを「平清盛4 219ページ」(藤本有紀:作 NHK出版)に表現されています。イメージ 2
 
・・馬に乗った武士が家人を従えて来る。
「われこそは上総介広常。わが兵二千騎を率いて参上つかまつった。はよう顔を見せよと王に言うて参れ」
広常は高飛車な態度で、下馬しようともしない。
定綱と経高は腹を立てたが、二千騎の味方を得られるとは願ってもない話だ。ふたりが取り次ぎに走り去ると、広常の家人が心配そうに尋ねた。
「だ、大事ないのでござりますか・・・・さような・・・」
「かまわぬ、かまわぬ。源氏の御曹司というだけで、所詮は都育ちの生白いお方であろう。場合によってはその首とって、一族郎党みなこの広常の家来にしてやろうぞ」
広常が大口を叩いた。
ちょうどそのこと、頼朝が藤九郎と定綱・経高を従えて現れた。
「・・・そなたが上総広常か」
「いかにも」
「去(い)ね。遅参したうえに下馬もせぬような者は信じるに値せぬ。もののふの道をわきまえぬ愚か者の二千騎などなんの役に立つ。はよう去ね!」
さっと背を向けた頼朝に、広常は慌てて馬から下りると地面に手をつき、頭を下げた。
「おみそれいたしました。あなた様こそ御大将の器。この広常、平家を討ち滅ぼすお手伝いをいたしとうござりまする」
 
広常の兵二千騎は頼朝の平家打倒にたいへん貢献します。
しかし、広常の横柄な態度はなおらず、頼朝の信頼を損ね、後に暗殺されます。
悲運な武将です。
いすみ市大原布施に城を構えていた広常が暗殺されなかったならば、ここ夷隅地方はどんなにか発展しただろうか?なんて、考えてしまいます。
人間横柄な態度はいけませんね。
 
 
 

     12月26日(水)晴れ
     北国は氷点下・大雪なのに?
起床がつらくなってきました。イメージ 1
5時30分、テレビのスイッチを入れ、布団から顔だけ出してニュースを見ています。
布団から出ようと思うのですが、寒くて寒くて。
あと5分、もう5分と思っている間に、時間がどんどん過ぎていきます。
6時5分前です。
テレビのニュースでは、北国の大雪を報じています。
新潟では一晩に1mの積雪。
北海道ではマイナス10度。
山形では吹雪の様子・・・昨日からの雪国の様子を映し出しています。
雪国で生活している人がいるのに、「寒い、寒い」と布団から出られない自分が情け無くなってきます。
テレビでは6時の時報を知らせる。
意を決して布団から飛び起き、着替えました。
雨戸を開け、ラジオ体操へ。
東の空だけがうっすらと明るいが、辺りはまだ薄暗い。
ラジオ体操中も、冷たい風が吹いて、なかなか身体が温かくなりません。
帰りは白い息を吐きながらジョギング。

     12月25日(火)晴れイメージ 1
    「クリスマス」:サンタさんからのプレゼントありませんでした
昨日はクリスマスイイブ。
このところ新聞に入ってくるチラシもクリスマス一色です。
町のスーパーもクリスマス商戦でにぎわっています。
ケーキ注文の幟も立っています。
子どもが成人し、我が家のクリスマスイブもめっきりさみしくなりました。
せめて、気分だけでもと、夕食後、「月の沙漠記念館」広場にイルミネーションを見に行ってきました。
イメージ 2月の沙漠の町だけあって、イルミネーションもラクダ像です。
地域に根ざしたイルミネーション、いいですね。
年々、電球の数が増え、豪華になっています。
 
電力が不足って、どこへ行ったんでしょうか?
「この冬は厳冬、電力不足が予想されます」なんて言うニュースはどうしたんでしょうか?
テレビニュースでは、日本中がクリスマスイルミネーションで輝いています。
平和で豊かな時代に暮らせる幸せを、改めて感じています。
イメージ 3
 
そして25日の朝。
目覚めても枕元にサンタさんからのクリスマスプレゼントはありませんでした。
そう言えば、サンタさんからのプレゼントが来なくなって、50年。
月日の経つのが本当に速いです。
今年、平成24年(2012)も残り少なくなりました。
 

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