じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2013年04月

         4月25日(木)晴れイメージ 1
         野鳥はやっかいなものです?
ドジョウインゲンが芽を出し、葉を出しました。
2年前は、蒔いた豆を鳥に食べられ、芽を出しませんでした。
昨年、今年と2年続けて写真のように葉をつけてくれました。
芽が出て葉が出るという段階をクリアーしたので、安堵しています。
次は毎日の水やりです。
こんな、豆の生長が楽しみなんです。
写真でわかるように、石ころだらけの畑です。
豆にとっては過酷な環境に違いありません。
せめて水だけでもしっかりやりたいと思っています。
それと、時々化成肥料も。
 
鳥というと、サクランボの実が少し赤くなってきました。
そろそろ鳥がやって来る時期です。
網をかけなければなりません。
すぐに網をかければ、と思うでしょうが、結構めんどうな作業なのです。イメージ 2
今日は天気も良いので作業を、と思ったのですが、出かける用事ができました。
明日あたり網かけ作業を、と考えています。
それにしても農業にとって、野鳥はやっかいなものです。
やっかいなんだ、と言うと野鳥博士の顔が浮かんできます。
「野鳥が害虫を食べ、作物の生育を助けているんだ。野鳥が存在できなくなると環境は人間にとって危険なのだ・・・。野鳥は大切なんだ。・・・」と野鳥存在意義の講義がはじまるに違いありません。
そんな彼も、飲み屋の焼き鳥はよく食します。

 

        4月24日(水)曇りのち雨
      とかくこの世は、ままなりません

「2月の雪、3月の風、4月の雨」とはよく言ったものです。
今日も午後から雨がふりました。
風も出てきました。
昨日、漁師さんが「明日は風が出て、漁には出られない。それで、今日は網を仕掛けない。明日の漁は休みだ」と言っていました。
漁師さんの予言通り、風が出て海は時化ています。
さすがプロはすごい。
「漁師さんはすごね・・・さすがプロだね・・・」
「命がかかっているもん」
と、サラりっと言うではありませんか。
格好いい。
イメージ 1
左側の首が凝って、腕から手の指先までシビレを感じています。
実はこのところヒリヒリという痛みがあります。
手足のシビレはヤバイ。
でも、そのうち治るだろう、畑での疲れだろ、とタカをくくっていました。
それが、3日たっても一向によくなりません。
もしかして脳梗塞、脳溢血、リュウマチ・・・の前触れかも?
「健康が私の仕事」なので、病気は厳禁。
それで、病院に行ってきました。
原因をはっきりさせるには総合病院がいいだろう。
予約をとっていないので、朝食後、7時30分に出発。
万一のこと考えて、ワイフが運転すると言うではありませんか。
悪い病気だったらどうしよう?
入院、手術となったらどうしよう?
・・・なんて考えながら行きました。
予約なしでしたが、思いのほか早く診察することができ、問診、診察、レントゲン。
そしてレントゲンフィルムを見せてもらっての診断です。
「背骨の並びも異常ありませんねー。とてもきれいです。骨と骨の間隔も良いですよ・・・」
(よかった、悪い病気じゃない。では、このシビレは何?)と思いながら聴いていた。
すると、20代の若ドクターいわく。
「・・・ストレッチ(ロングブレス)が原因でしょう・・・しばらくあまり首を伸ばしたり動かさないようにした方がいいですね・・・湿布薬出しておきます。また、具合悪くなったら来てください」何なに、ロングブレスで過酷に伸ばし過ぎが原因だとおっしゃる。
帰宅したのが12時30分、半日仕事の病院でしたが、先ずは安心しました。
ロングブレスが原因とは、何とも情け無いですね。
「健康」にと思ってやったことが「不健康」になるとは?とかくこの世はままなりません。
 

      4月23日(火)晴れ
      山笑う季節です
用事ができて、大多喜町へ。イメージ 1
いつもと違って、山道を通りました。
山道のいたるところで、新緑が輝きながら風に揺れています。
「山笑う」というのはこの季節なんでしょう。
房総の山々は大笑いしています。
「今日もまた歩いて笑って腹八分」(輝け健康県ちば宣言作品コンクールで県知事賞をもらった私の川柳)です。
私も「笑いは健康」の実践と思い、わけもなく声を出して笑いました。
新緑の美しさが、目に、心にしみて、嬉しくてうれしくてしかたありません。
もし誰か見ている人がいたら、きっと「おかしな奴」と思われたことでしょう。
幸い平日の山道、すれちがう車もほとんどありません。
 
峠から、田んぼ、遠くに山、山の麓に集落が見えてきました。
理想郷、桃源郷・・・と形容したくなるのどかな光景です。
北朝鮮のミサイル問題も、ボストンマラソン爆破テロも、福島の放射能問題も、中国の大地震も嘘のように思われます。
どれも同じ地球上での出来事です。
地震は天災などで避けることができません。
でも、他は人災です、人の仕業です。
避けようと思えば解決できることです。
人間って本当に愚かですね。
・・・・・・こんな「山笑う」光景が永久につづいて欲しいものです。
イメージ 2
小さな峠を過ぎると、萌黄色の大木と鯉のぼりが見えてきました。
また車を止めて、カメラのシャッターを切りました。
 
夷隅川の渓谷と新緑のバランスが美しい。
イメージ 3
また車を止めてカメラを構えます。
こんなことを繰り返しながら目的地へ到着。
外に出るのが本当に楽しい季節です。
 
 

        4月22日(月)晴れ
    朝市で苗を買いました
イメージ 1晴れました。
でも「天気晴朗なれども風寒し」の気候でした。イメージ 2
2と7の付く日は朝市がたちます。
先日「苗を買うなら朝市だ。全然ちがうよ」と、言われたので行ってみました。

数年ぶりに朝市に行きました。
出店数が激減して7店ほどです。。
客も数人だけでした。
朝市の激減も量販店の影響でしょうか。
考えてみれば自分も、買い物の多くは隣町の量販店です。
確かに、良い苗でした。
値段は少し高いかな?
でも、これだけ育っていれば安いのかな。
トマト、キュウリ、ナス、ピーマン、シシトウを買いました。
合計○千○百円。
「その金額なら実ったのを買った方が安いよ」、と言われそうです。
金額ではなく健康と楽しみなのです。
帰ってすぐに植えました。
畑が急ににぎやかになりました。
いい汗流しました。
明日からの水をやり、草取り、観賞が楽しみです。
還暦を過ぎたおっさんの楽しみなんです。

      4月21日(日)雨
      雨の日はコーヒーと読書
朝から雨降り。イメージ 1
おまけに寒い一日でした。
こんな日は「雨読」です。
目的もなく暇つぶしの読書は、最近、電子書籍を使っています。
それも、昔読んだ本をもう一度読んでいます。
長編は疲れるので短編が多い。
今日は芥川龍之介の「海のほとり」を読みました。
「杜子春」と並んで大好きな龍之介作品です。
書き出しを抜粋します。
 
 ……雨はまだ降りつづけていた。僕等は午飯ひるめしをすませた後のち、敷島しきしまを何本も灰にしながら、東京の友だちの噂うわさなどした。
  僕等のいるのは何もない庭へ葭簾よしずの日除ひよけを差しかけた六畳二間ふたまの離れだった。庭には何もないと言っても、この海辺うみべに多い弘法麦こうぼうむぎだけは疎まばらに砂の上に穂ほを垂れていた。その穂は僕等の来た時にはまだすっかり出揃でそろわなかった。出ているのもたいていはまっ青さおだった。が、今はいつのまにかどの穂も同じように狐色きつねいろに変り、穂先ごとに滴しずくをやどしていた。
 「さあ、仕事でもするかな。」
  Mは長ながと寝ころんだまま、糊のりの強い宿の湯帷子の袖に近眼鏡の玉を拭っていた。仕事と言うのは僕等の雑誌へ毎月何か書かなければならぬ、その創作のことを指さすのだった。
 
書き出しが「・・・・」で始まるユニークな作品です。
この作品の舞台は、近くの上総一ノ宮の海岸。
宿とは現在の「ホテル一宮館」、Mは久米正雄だそうです。
一宮館は何度も訪れ、龍之介の話を聴かせてもらいました。
そんなこともあって、この作品が好きなのかも知れません。
 
マグカップにコーヒーをいっぱい入れて、電子書籍のスイッチを入れます。
コーヒーの香を嗅ぎながらの読書は至福の時です。
一日中雨も、時には良いものです。
庭の農作物も喜んでいます。
夕方5時ころ雨が止んで、北西の空が明るくなってきました。
 

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