じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2015年12月

Eテレ「100分de名著~良寛詩歌集~」がおもしろい
12月24日(木)曇り
NHKテレビの「Eテレ」がおもしろい。
昔、教育テレビと呼んでいたチャンネルです。
教育という冠が付いていたせいか、その昔はおもしろくありませんでした。。
自分からチャンネルを合わせるようなことは、まずありませんでした。
それが、このところEテレを積極的に見ています。
歴史物の「知恵泉」、生き方の「仕事の極意」、時々だが「日曜美術館」、そして「今日の健康」と、積極的に見るようになりました。
今月12月は、「100分de名著『良寛詩歌集』」に凝っています。

・名主の長男に生まれたのに「なぜ出家しようとしたのか?」
・自分の寺を持つことなく「なぜ乞食に徹した生き方を選択したのか?」
・僧侶は説法や説教という形で、仏の道を言語化して民衆に伝えるのが一般的なのに、多くの漢詩や和歌を残しているが「なぜ表現活動にこだわり続けたのか?」
これらの疑問を解いていくためには、二つのキーワードが重要になると私は考えています。
一つめは「どんぞこ目線」・・・(中略)・・・二つめのキーワードは「徹底した言語化」です。
良寛は、「嘆き」や「愚痴」のようなものも含めて、まるで「観察日記」でもつけるように、一つ一つをありのままに書き留めています。そうすることで、「悲しみ」や「老い」、「病」、「死」までも冷静に受け止め、あたかも人生全てを修行の場としようとしていたようにも思えます。では、そうした「言語化」を通じて、良寛は何をしようとしたのか? 実はそれが一番大事だと思うのです。そこにあるのは、「自分自身」や「自分とは異なるもの」との徹底的な対話と、それらをより深く理解しようとする強靭な意志ではないかと思います。

古典は難しいもの、古いものと思っていました。
でも伊集院 光さん(タレント)・竹内陶子さん(アナウンサー)と中野東禅さん(龍宝寺住職)の問答が、実にわかりやすくおもしろいです。
昨日23日で「良寛」は終了です。30日に再放送があります。(残り1回ですみません)
来月1月は「内村鑑三『代表的日本人』」が予定されています。
現役で働いていた時代は見る余裕もありませんでしたが、今はタップリ時間があり幸せです。

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すごい「天声人語」
12月23日(水)曇り

昨日の穏やかな晴天から一変し、曇り空。
薄ら寒い。
寒いときは動くに限る。
10時から外。
畑面積を広げるための作業。
大げさに言えば「開墾」「開拓」です。
寒風の庭は殺風景だが、耕運機をかけた畑は広く感じられて気持ちいい。
殺風景な景色に昨日の「天声人語」を思い出しました。
思い出したと言っても、師走の景色を書いたもの、リズムある文章だったという思いだけです。
作業後に、昨日の新聞を広げ、再度「天声人語」を読み返しました。

・・・暖冬ながら、師走も下旬となれば葉を落とした裸木が目立つ。
木々の枝が青い空に自在の抽象画を描く。
季節風が裸のこずえを鳴らして吹けば、年の瀬の感慨はいっそうつのる。
冬ざれへと向かう季節だが、感じ方は年齢で変容するらしい。・・・

何度も繰り返し読みました。
散文詩?そんなリズム感の文が大好きです。
思わず、さすが天声人語と唸ってしまいました。
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冬至です。今季初めての気嵐(けあらし)
12月22日(火)晴れ
起床6時、まだ暗いです。
と言っても今朝の空は快晴。
いつもより明るく感じます。
海面は湯気が立っています。
今季初めての気嵐(けあらし)です。
どうしてこんな現象が起こるこかって?
冬の寒い朝、大気の温度より海水の温度が高い場合、海面から蒸発した水蒸
気が大気によって急激に冷やされることによって起こる蒸気霧の一種。
朝日が昇り、大気の温度が上がることによって消える。『こよみのページ』より

日の出前の東の空が美しい。
この瞬間を何と呼ぶ?
明け方(あけがた)は、1日のうち夜が明けて明るくなる時間帯。明け(あけ)・夜明け(よあけ)・暁(あかつき)・東雲(しののめ)・曙(あけぼの)・黎明(れいめい)・彼誰時(かわたれどき)などの語がある。『wikipedia』より
日の出6時45分頃でした。
あまり美しいので写真を撮りました。

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今日は冬至。
朝の明けるのが明日から次第に早くなるという。
何だか嬉しい。
寒さはこれからが本番。
降雪も年に数回あるだろうが、太陽の出る時間が長くなるのは嬉しい。
寒いといっても関東の冬は晴れの日が多い。
窓ガラス越しに日向ぼっこでもすれば、暖房が要らないほど温かい。
降雪といっても2・3回。
年によっては一度も雪が降らない年もあります。
冬至の声を聞けば、一区切り。
「冬来たりなば春遠からじ」です。

昨夜、「下町ロケット2ガウディ計画」を観ました
12月21日(月)曇り
昨夜(20日)はTBSテレビ「下町ロケット」でした。
総集編で午後7時から。
夕飯後、放送開始の7時に間に合うように風呂に入って、視聴スタンバイ。
先日本「ガウディ計画」を買ってきたのですが、読み切らないうちにテレビが終わってしまいました。
池井戸潤さん今回も熱いですね。
定年おっさんは目頭を熱くし、胸を詰まらせながら最後まで観ました。
「人間いくつになっても『夢』を見ながら前進しよう」いと言うことがテーマかな?
定年おっさん、「夢追い」を忘れているのではないか?
考えさせられたドラマでした。
熱い言葉がいっぱいありました。

・今時誠実さとか、ひたむきさなんていったら古い人間って笑われるかも知れないけど、結局のところ、最後の拠り所はそこしかねえんだよ。

・物を作るっていうのはな、頭じゃないんだ、手と心だ!

・人間ってのはな、マイナス思考に陥るのは実に簡単なんだよ。それに比べたら、プラス思考のいかに難しいことか。苦しいときこそ、人の真価が問われるんだ。

・どこに行っても楽なことばかりじゃない。苦しいときが必ずある。そんな時には、拗ねるな。そして逃げるな。さらに人のせいにするな。それから夢を持て。 ・いろいろな壁が世の中にはある。楽にうまくいく仕事なんてないさ。だからといって、逃げたら何ひとつ、残らない。

・スマートにやろうと思うなよ。泥臭くやれ。頭のいい奴ってのは、手を汚さず、綺麗にやろうとしすぎるキライがあるが、それじゃあ、ダメだ。

・とかく組織でがんばってる連中ってのは、出世競争から外れると、魔法が解けたように我に返ることがあるんです。いったい、オレはなにをやってたんだろうって。人生にとって 、もっと大切なものがあるんじゃないかってね。

・そう決めたのなら、どこまでも立ち向かえ。たとえダメでも、その経験は必ずこれからの 人生に生きてくる。いま会社は修羅場だろうが、修羅場でしか経験できないこともあるはずだ。

夢追いを忘れている定年おっさんには刺激あるドラマでした。
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ローソク島を写真に撮りました
12月20日(日)晴れ
今日も晴れて穏やかな日和でした。
小春日より、というのかな。
用事ができ、となりのK市に行ってきました。
海は凪ぎています。
水平線が遠くに見えます。
遠くの景色が良く見えます。
念願がかなえられました。
「ローク島を知っているか」
「ローソク島・・・どこにあるの」
「地元0町だよ」
「へえー、・・・ローソクの形しているの」
数年前に他所の人から聞いていました。
当地に島がある?この事実に驚きました。
それがローソク島という名前、ロマンに満ちています。
周りの人に「ローソク島知っている」と聞いても、知っている人がいませんでした。
一度お目にかかりたい、思っていましたがいつしか忘れていました。。
そのローソク島がO町K市の堺のトンネルを抜けた所から良く見るということを、2ヶ月前に聞きました。
確かに、ありました。
島?・・・ま、島と言えば島かな・・・岩ですねえー。
岬の先端に三角の岩を確認できました。
その後、写真に撮ろうと思っていましたが、晴れた日はいつもカメラをもっていません。
カメラを持っていて、今日は撮ろうと思うと、曇っています。
そんなわけで、写真撮影が実現しませんでした。
今日は、K市へ行きます。
カメラを忘れてはならないと、出発時にカメラを用意。
真っ青に晴れて、遠くの景色がハッキリ見える絶好の日でした。
・・・ローソク岩、昔はもっと大きかったでしょう。
どんどん浸食されやがて姿を消してしまうでしょう。
世紀の大発見、貴重な物を写真撮影したような気分になりました。
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