じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2016年08月

今夜も虫が鳴いています
8月31日(水)晴れ
8月が今日で終わりです。
日中は真っ青な空から太陽が容赦なく照りつけていました。
残暑厳しい一日でした。
でも・・・夏も終わりか・・・と思うような涼しい風が時々吹いてきました。
夜は虫が今夜も鳴いています。
虫の声を聞いていると、俺ってやっぱり日本人と思えて来ます。
 
虫のこえ   作詞/作曲 作者不詳 文部省唱歌
「尋常小学読本唱歌」(1910)より引用

あれ松虫が 鳴いている
ちんちろ ちんちろ ちんちろりん
あれ鈴虫も 鳴き出した
りんりんりんりん りいんりん
秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ


きりきりきりきり こおろぎ
がちゃがちゃ がちゃがちゃ くつわ虫
あとから馬おい おいついて
ちょんちょんちょんちょん すいっちょん
秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ


鳴く虫  高橋源吉
草かげの

鳴く虫たちの宝石工場

どの虫もみんなあんなに冴えてゐるから
虫たちはきつといつしんになつて
それぞれちがつたいろの宝石を
磨いてゐるのだらう

宝石のひかりがうつり
いひやうもない色まであつて
方々の草かげがほんのりあかるい

昭和21年の詩だそうです。
秋の到来を告げる虫たちの美しい鳴き声は、宝石の光となって作者の心に届いたようです。
虫の音を「宝石」ととらえられる感性を持っているのは、日本人だけだとか?

 
どこにも秋がある   サトウハチロー

ゆれてるすすきに 秋がある
さらりとしている 秋がある
とびたつイナゴに 秋がある
さびしいみどりの 秋がある
友と歩く 友と歩く
その足音にも 秋がある

誰かを呼ぶ手に 秋がある
答える返事に 秋がある
流れる小川に 秋がある
浮いてる木(こ)の葉に 秋がある
友と唄う 友と唄う
その唄声にも 秋がある

遠くのけむりに 秋がある
消えてく色にも 秋がある
ただよう匂いに 秋がある
静かにしみこむ 秋がある
友と仰ぐ 友と仰ぐ
その青空にも 秋がある

 
虫の声が絶え間なく聞こえます。
台風10号で被害を受けた東北、北海道も虫が鳴いているでしょう。
どんな音色に聞こえるのでしょうか。
お見舞い申し上げます。


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台風10号去りました
8月30日(火)曇りのち晴れ
台風9号よりも強烈な台風10号がやって来る。
昨夜から戦々恐々。
強風と雨を覚悟していたので、拍子ぬけしました。
内心はひと安心。
雨は降らず、風がやや強いだけです。
胸をなでおろすって、この心境かもしれません。
午後は雲がどんどん流れ、青空が広がってきました。
台風一過です。
東北地方は観測史上初の台風上陸で、大きな被害が出ているようです。
海は荒れているだろうと、カメラを持って海岸へ。
思ったより荒れていませんでした。

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半日、天気に翻弄されました
8月29日(月)曇り時々晴れ時々雨
台風10号が接近しています。
天気予報も大忙し。
晴れたかなと思えば雨がパラパラ。
いよいよ本格的に降ってきたかな、と思えば太陽が射してきます。
太陽が出て青空かと思えば・・・また降ってきます。
厄介なのは天気雨・・・キツネの嫁入りです。
太陽が出ているので大丈夫、と思っていると雨が降っているのです。
「雨、雨・・・雨が降っているよー」
急いで庭に飛び出して洗濯物を入れます。
洗濯物を入れたと思えば、雨が止みます。
また、洗濯物を出します。
明日は台風到来、洗濯はできません。
何としても今日中に乾かしてしまいたいようです。
朝から何度くり返したでしょう。
天気に翻弄された半日人生でした。
でも昼過ぎに、全部乾いたようです。
天気雨を「キツネの嫁入り」となぜ言うのでしょうか。
日本人って、情緒がありますねえー。
明日の朝方台風10号上陸。
先日の9号よりも強烈らしい。
久々に出かけなくてはならない用事がありましたが中止の電話がありました。
ホットしています。

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カボチャ、食べ過ぎました
8月28日(日)曇りのち雨
部屋の窓を開けると爽やかな風が入ってきます。
少し強く吹くと肌寒い。
「寒い、窓閉めて」。
昨日までの習慣で窓を全開にしましたが、今日は寒いくらいです。
そんなわけで、一日中窓を閉めての生活でした。
昨日までは、冷たいお茶や麦茶でした。
でも、今日は熱いお茶が欲しいです。
畑で収穫したホクホクの坊ちゃんカボチャを食べながらのお茶タイム。
カボチャは野菜、健康に良い、と思いながら頬張りました。
口の中が甘くなるとお茶。
お茶でスッキリすると甘いカボチャ・・・。
(食べ過ぎだ、止めよう。止めなさい)と心が叫んでいます。
でももう一方の心が(もう一つ、これが最後)と言っています。
「もう、止めな。夕飯が入らなくなるよ」
案の定、腹一杯です。
夕食が入りそうにありません。

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半世紀前の夏休みを思い出しました
8月27日(土)晴れのち曇り
あれ、今日は雨じゃなかったっけ?
朝から晴れています。
海岸がにぎわっています。
海辺もプールも。
8月最後の土曜日です。
「過ぎ去る夏を楽しんでいるんだね」
「今年の夏も終わりか」
「早いネエー、夏休みも残り1週間ないよねー」
「あの子たち、宿題終わったんだろうか」
「今の子は、塾などでやって、もう終わっているんじゃない」
「いや、明日から泣きながら宿題やるんじゃない。・・・夏休みの終わり・・・この頃って思い出しただけで気が滅入るよ」
「・・・どうして?」
「宿題がまだ終わらなくて・・・休みは終わりに近づくし。・・・『夏休みの友』終わらなくて・・・日記も図画も・・・」
「『夏友』なつかしい。・・・昔は宿題がいっぱいあったよねえー」
「わが家の孫は宿題終わっているんだろうか・・・」
「泣きながら今頃やっているんだろう・・・親もそうだったから、仕方ないよ」
夏の終わりを楽しむ子どもたちを見ながら、半世紀前の夏休みの終わりを思い出しました。

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