じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2020年07月

雨の朝に転倒

7月19日(日)雨

どんよりとした空から今朝も雨が降っています。

ウグイスもホトトギスの声もありません。

カラスの声さえも。

風も無く雨の音だけ、静かな朝です。

「今日も雨か、いつになったら梅雨が明けるのか」グチリながら傘をさして新聞取りへ。

水たまりを避けながら歩きます。

カボチャの葉が勢いよく伸び、畑を占領しています。

ナスもピーマンも元気がいい。

この雨で元気が良いのは植物か、雨も降らなきゃ困るか?

畑の作物を見ながら郵便受けへ。

・・・お おお・・・。

次の瞬間、スッテンコロリ。

・・・格好わりいー、誰も見ていないだろうなあー・・・。

キョロキョロする。

服は濡れるし尻は打つし、まったく、朝からついていないや。

痛いと思うよりも先に、年老いても格好悪いという、見栄が先に来るとは不思議です。

見栄とか虚栄とか感じない、実利を重視する性格と思っていたのに。

ケガしなくてよかった。

歳だかなあー、骨折しなかったことを喜び、自分をほめまたいと思います。

滑った原因は、雨が続くとわいてくるイシクラゲです。

毎年イシクラゲが増えて雨になると困ります。

イシクラゲの撃退方法知りませんか。

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不条理を抱えて生きる

7月18日(土)雨

梅雨空がつづき、憂鬱な一週間でした。

そして今朝も雨。

来週の天気予報も傘と曇りのマークです。

一体どうしたことでしょう、今年の天気?

・・・嘆いても仕方ないことは分かっていますが、ついつい愚痴も出てきます。

コロナ東京感染者数は連日200人超え。

そんな中、東京は除外というが「GO TOキャンペーン」が開始。

何でこの時期に?という意見。

一方、経済が好転しなければ死活問題、という意見。

・・・ムム・・難しい。

医者も政治家も経済学者も、専門家が悩んでいるのだから、難しいのは当然です。

 

コロナにどう向き合えばいいか、手がかりとされているのが『ペスト』(1950年カミュ著)。

過日、最近新聞等で解説されていました。

「人生は自分でコントロールできないことばかり。だから苦しい」

「人は内面にも葛藤や矛盾といった不条理を抱えている」

「救いは、小説の登場人物の闘う姿」

俄然、読まなくては、登場人物の闘う姿を知りたいと思いました。

そして更に解説。

ペストが示すのは、疫病、戦争、飢餓、災害、専制政治、内面に巣くう悪など、人類から自由や命を奪う不条理のすべてで、繰り返されるものだ。戦後日本でも、高度経済成長に伴う公害、北朝鮮による拉致、バブル崩壊、過労死など様々な理不尽な出来事に見舞われてきた。

意識することなく生活してきたが、こんな時代を生きてきたのか、確かに自分でコントロールできないことばかりです。

では、どうすればいいの?次のように解説していました。

コロナを自分の問題として引き受け、他人に判断を委ねず、自分で行動することでう。手を洗う、マスクをする、人混みをさけるといった当たり前の行動も含む。自分のできることを丁寧にする(略)コロナ時代に求められている行動規範だ。

他人に判断を委ねない、自分のできることを丁寧にする。

コロナだけでなく、これは人生規範と、妙に納得した新聞記事でした。

相変わらず、雨が蕭々と降っています。



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収穫祭

7月12日日(日)曇り時々薄日

今朝も梅雨空・・・すぐに雨が降って来そうな空模様。

と思っていたら730分頃陽が射してきました。

久し振りの陽射しです。

ヤッパうれしい。

昨日は獣に荒らされたトウモロコシを一本一本抜きました。

ネットをはずし、支柱を抜いて。

支柱にネットを針金で結わえ付けたので、これを取るのが一苦労。

セットするときは、はずれないようにとしっかり取り付けたのがまずかった。

容易に取り外せない・・・蚊がブンブン・・・収穫ゼロ・・・イライラする。

ストレス解消のトウモロコシ作りが反対にストレス増加。

「泣き面に蜂」ならぬ「泣き面に蚊」でした。

・・・そこでスーパーにトウモロコシ買いに。

190円・・・なんだ、この値段でこんな立派なトウモロコシが買えるのだ。

オッサンが作るような虫が食った貧弱なトウモロコシではなく、こんな立派なものが。

トウモロコシに費やした費用?

種約350円×4袋=1400円(まだ一袋使っていない)、肥料。

ネット、支柱、手間代・・・・

・・・こんなこと考えてしまいました。

一方、待てよ。いい汗流せたじゃないか。

今年こそは立派なトウモロコシをと夢や希望を持たせてもらったじゃないか。

スポーツジムに通わなくてもいい汗なせたし・・・

 

そんなわけで収穫できなかったので、今年は絵で収穫祭です。

toumoro

 

トウモロコシ全滅

7月11日(土)小雨

梅雨真っ只中・・・今朝も小雨です。

トウモロコシ、完全にやられました。

被害を受けて何も手を打たないのは無能・無策・・・何か手を打たなければ。

周りはネットおおわれているし、原因はネットのない天上。

ヒモで少しでも覆ったら、獣はヒモに触れて警戒するだろうと、ヒモで覆ってみた。

ま、オッサンのやれることはこれくらいだろう。
ネット、害獣除けの薬、紐・・・これでやられたなら仕方ない。
納得したはずでした。

 

・・・ヒャー、こりゃ何だ!

ぼう然と佇む、ってこの心境?

前回は三分の一ほどだったのに、今回は端から端まで全部。

昨年の被害は10数本だったのに・・・。

住宅の建つこのあたりも確実に獣が増えているのだろう。

ま、仕方ないか・・・自然の摂理、諦めるしかないか。

 

無残に荒らされたトウモロコシ畑を見るのはつらい。

種をポットに蒔いて、肥料を施して苗を畑に定植し・・・草取りし、肥料をやって土寄せし・・・さあ、今年も食べられぞ、と思っていたのに・・・。

・・・ああ・・・あ・・・春からの苦労は水の泡。

「作ってもみんな獣にやれるから、もう作らないよ。獣のために作っているようなものだから・・・」

というKさんの言葉が今、理解できる。

あの時は他人事みたいに聞いていたけど。

痛みは自分が受けて初めて分かる、納得、納得。

 

「3.11東日本大震災」の災害跡を、後世の教訓として残すか、取り壊すか議論された時があった。

あの時、教訓として残すべき、と強く思った。

でも、当事者にすれば無残な災害跡を見るのはつらいのだろ・・・。

つらい過去を忘れるために災害跡は残したくない、という思いが強いのだろう。

獣に食い荒らされたトウモロコシ畑を見ながら「被害者」の心境を考えたりしてみた。

楽天家のオッサンには少し重いブログになってしまいました。

 

二回目に蒔いたトウモロコシが腰のあたりまで伸びてきました。

このトウモロコシをネットで囲んで被害対対策をするか、迷っています。

ホームセンターから支柱とネットを購入し対策を施すか。

いや、支柱とネット・・・新たに資産を投資するならトウモロコシをスーパーから買う方が安い。

スーパーのトウモロコシは虫も喰っていないし、オッサンの作るトウモロコシよりも見えもいいし、美味しいし・・・。

・・・いやいや、安いとか・・・経済を考えたら最初から畑なんかやらない方が・・・。

トマトもナスもキュウリも、全てスーパーで買った方が・・・。時間と労力を費やしてまで・・・。

・・・ううう・・・ここは思案のしどころ。

 

無残に荒らされたトウモロコシ畑を見ながら色々と思案した。

とにかく雨が止んだら、荒らされたトウモロコシを引き抜いて畑をきれいにしようと・・・。
愚痴ともつかぬことを長々と書いてしまいました。

 

今朝の新聞は豪雨の被害を報道している。

力尽き亡くなる場面を克明に記述していたが、悔しくて哀しい。
ご冥福をお祈りし、復旧復興を願っています。

 

ユーチューブの「『みんなで』エール(みんなで)やさしさに包まれたなら!奇跡のコラボNHK」がいいよ、という情報を得ました。

早速アクセス。

確かに、たしかに。コロナ・梅雨・豪雨被害・・・落ち込んでいる心に元気をいただきました。


toumorokosi

7月5日(日)雨

今年もやられました。

何者かにトウモロコシをやられました。

今年はネットで周りを覆ったので大丈夫かと思っていたが、やられてしまいました。

一体何者だろうか?

ネットは破られていません。

土を掘ってネットの下から侵入した形跡もありません。

ネットを昇った形跡も。

天井が空いているのでカラス?

それともネットを一気に飛び越える獣?

そんな獣いる?

三分の一がなぎ倒されています。

もう一週間したら食べることができると思っていただけに・・・ガッカリ。

・・・ま、仕方ないか。

これが農業、獣との闘い、自然の摂理・・・何事も順風満帆には行かないのだ。

自分に言い聞かせてみるが、ヤッパ悔しい。

隣に近所に住宅もあって、昼間は車の通りも結構あるのに、獣がいるんだ。

夜な夜な散歩したり、遊んだりしているのだろう。

彼ら彼女らも生きる為。

トマトもカボチャもナスもキュウリも食べないのに・・・トウモロコシだけなぜ?

・・・水害で途方に暮れている熊本住民を考えると、トウモロコシ被害なんてちいさなことです。

たかが日曜農園で一喜一憂しているなんて、平和な象徴かも。

♬ 思い通りにならないときには 明日頑張ろう   
かな?
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