じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2020年11月

いよいよ初冬です

11月29日(日)曇り

昨日の陽気と一転して、どんよりとした曇り空。

予報によると、当地の今日の最低気温7度、最高気温14度だそうです。

寒い!

休日の朝の定番、温かいコーヒー飲みながらの新聞タイム。

快適で居心地がいいはずなのに、寒い。

「暖房入れようか?」

「今から暖房入れたら、冬乗り切れる?」

「・・・せめて12月になってから暖房のお世話に・・・」

いよいよ、暖房の季節です。

「寒い時は動きなさい。人間は動けば温かくなるようにできているのです」

この時季になると思い出す言葉。

(そうだ、最近散歩もしていないし、歩いてこようかな)と朝の散歩に。

午前8時10分、休日は散歩や行楽客でにぎわう海岸も人出がない。

釣り人一人、散歩者2人とすれちがっただけ。河口にカモの一団。
いよいよ初冬です。

先日、Eテレで放送していた健康番組を思い出しました。

「腹式呼吸」「散歩は腕を振って急ぎ足で」「時々ジョギング」

これからどんどん寒くなり、外に出るのも億劫になりそうです。

今から少しずつ寒さに身体を慣らして行こうっと。

こんなシショウなことを思った11月最後の休日です。

DSC29

DSC_029






横着してはいけません

11月28日(土)晴れ

寒くなりました。

晩秋、初冬を実感しています。

皇帝ダリアも散りはじめ、今週は道路に落ちた花びらを毎日掃くのが大変だったようです。今朝も雨に濡れてアスファルトにびっしり張りついていました。

アスファルトは真黒、花びらはピンク。

目立つこと目立つこと・・・朝昼晩一日三回ほど掃かなければならないそうです。

柿の木も梅の木も葉を落とし、枝だけが伸びています。

ブカミカンは濃い緑の葉を隙間なくしげらせて黄金色の実をびっしりつけました。

昨年、この実をジャムにすることを覚えました(もちろん私ではありません)。

毎朝、食パンにつけて食しています。

キンカンも葉をつけ、近づいてみると実をつけています。

ダイコンも順調に育ち、日に日に太っています。

白菜は失敗。

黒い幼虫がいっぱい。

ネットをすればよかったのですが、ついつい横着してネットをしませんでした。

やっぱり「横着してはいけません」。

「農業は時間をかけ手をかけなければなりません」お師匠さんの言葉がよみがえってきます。

「来春こそは横着せずに時間と手をかけるぞ」、と反省するオッサンでした。

シュンギクは順調に育って、もう少しで食べ頃です。

シュンギクは虫がつかないので、横着なオッサンには適した作物です。

少し風がありますが、快晴です。

こんな穏やかな日なのにコロナの感染が凄い。

東京570人過去最高・・・。

感染第3波到来・・・GOTOトラベル・イートの見直しとか?


IMG_1504


IMG_1501


IMG_1502

 

今日何かするはずだった秋の暮

11月22日(日)晴れ

M市に行ってきました。

国道は車の渋滞。

県外ナンバーと次から次にすれ違います。

サイクリング、バイクのツーリングを楽しむ一団も多い。

連休二日目、GOTOトラベルの影響でしょう。

コロナ感染者が増えているのに心配。

外出を自粛していたが、せめて過ぎゆく秋を・・・と出かけているのでしょう。

今朝の新聞「俳壇」にも行く秋を惜しむ句が多く載っていました。

 

新しき暮らしに慣れて秋惜しむ  (多摩市 吉野)

何もかもはるかと思う秋の海   (武蔵野市 川島)

無住寺の屋根の歳月秋深し   (山梨県 笠井)

村じゅうを巡りて秋を惜しみけり  (厚木市 北村)

桜島ゆらして運ぶ菊人形  (鹿児島市 青野)

旅鞄出す折もなし秋惜しむ  (大阪市 酒井)

 

過ぎゆく2020年の秋、それぞれの秋があるんですね。

沢山の作品の中で次の一句が最近のオッサンの心境にぴったり。

 

今日何かするはずだった秋の暮  (栃木県 ひとし)

 

明日は連休最終日。


wasureイラスト1


海見酒

11月21日(土)晴れ

穏やかな日、小春日和です。

昼過ぎ海岸に散歩。

3連休、GOTOトラベルの影響でしょう県外ナンバーの車が目につきます。

家族ずれが目立ちました。

凧揚げ、サッカー、砂遊び・・・の子ども。

親は砂浜に座って海を眺めています。

本格的な服装したサイクリングの若者も多い。

散歩通りのベンチには、読書、おしゃべり、黙想・・・のどかです。

 

そんなベンチで、ビールで一人宴会の若者が印象に残りました。

30代くらいでしょうか、半袖でシャツの若者。

缶ビールにつまみ。

脚を組んでゆったりと座ってビール。

ビールを一口飲むと、眩しそうに海を眺めています。

・・・しばらく海を眺めると、つまみを口にして、またビール。

この酒場は3密もなければ、コロナも心配なさそうです。

酒の肴はサキイカとかきの種と・・・そして太平洋。

雪見酒、月見酒ならぬ、「海見酒」です。

なかなか洒落ていますね、オツですねえー。
海見酒には最高の季節かもしれません。

DSC02077


DSC02078


DSC02076

ikoi

今週は小春日和、小夏日和?

11月21日(土)

今週前半は過ごしやすい日が続きました。

この陽気を「小春日和」と呼ぶことは、人生を長いことやっているオッサンの頭も身体にも染み込んできました。

日常会話にも手紙の文面にも、違和感なく使えるようになりました。

しかし、初めて目にし、耳にしたときは「ウソ」の感情を持った瞬間が先日のように思い出されます。

中学校の国語の時間でした。

「小春日和の季節は?」

当然のように「春」と自信を持って全員で応えました。

「そう思うでしょう。でも秋です。・・・それも晩秋・・・」

「でも先生、春の文字が・・・」

春という言葉に引きずられて「季節は春」と受け止めたのでした。

・・・その後も「小春日和」の言葉に出合うと、50年以上前の中学校の授業が浮かんできました。

 

淡紅の秋桜が秋の日の

何気ない陽溜まりに揺れている

・・・こんな小春日和の穏やかな日は・・

            『秋桜』さだまさし

 

その後、山口百恵さんの歌で「小春日和」が一段と身近になり、実感できるようになりました。

今週の快適な気候、新聞も「小春日和」を下記のような文学作品を例にして話題にしていました。

 

秋から冬になる頃の小春日和はこの地方で最も忘れ難い、最も心地の好い時の一つである

            『千曲川のスケッチ』島崎藤村

 

この季節の風を「小春風」、空を「小春空」、海の波を「小春凪」ともいうそうです。

日本語って奥が深いですねー。

日本人って繊細ですねえ-。

今週前半は小春風、小春空、小春凪ぎ、そして小春日和を堪能しました。

でも、11月18日(木)は22度、19日は23度。

小春日和よりも「小夏日和」とも言うべき夏のような陽気でした。

今朝(22日午前8時)は快晴、今日は小春日和になりそうです。

IMG_1480

↑このページのトップヘ