じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2021年03月

3.11から10年

3月13日(土)雨のち曇り、強風

3.11から10年経過。

テレビ・新聞は連日「3.11」特集で満載。

昨夜は映画『FUKUSHIMA50』を4チャンネルが放映。

いつもは寝ている時間なのに、夢中になって最後まで観てしまいました。

手に汗握るとはこのことですかねー。

緊迫した場面が次から次に・・・。

ラストシーンの原子力標語の「原子力明るい未来のエネルギー」と満開の桜並木の映像が、今朝になっても心に残っていました。

標語は中学生が学校の宿題で書いたということを聞いたことがあります。

「双葉町は田舎なので原子力発電が来たら発展しやがて新幹線も通るような街になるだろう」という町の発展と人々の幸せを願っての標語だったそうです。

なのに・・・。

 

3.11,コロナ感染症の流行といい、何が起こるかわかりません。

「一寸先は闇」です。

「暗い時はどのように歩きますか?」

「周りの物を手で探りしながらゆっくり歩く」

「他の人とぶつからないように声を出して歩く」

「目を閉じて心の眼で周りを見ながら歩く」

「大股ではなくヨチヨチ小股で注意深く歩く」

・・・暗闇を想定しながらみんな真剣に考えました。

最後に先生いわく。

「・・・こんな時は前を見て歩くのではなく、足元を見ながら、足裏に大地を感じながら歩くのです」

昔々の授業を急に思い出しました。

天気予報通り雨が止んだと思ったら風が出て来ました。

アンズの花が散っています。

白いスモモの花が咲き出しました。


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なぜ自分で野菜を作るのか

3月7日(日)曇り

昨日は一時雨が止んだかと思ったら、また降り出して一日中雨でした。

今朝は曇り・・・寒いです。

三寒四温というのでしょうか、暑くなったり寒くなったり。

先日は虫が穴から出て来る「啓蟄」と、春到来を告げていました。

 

「この花、サクラですか」

「いや・・・」

「サクラはまだですよねー・・・ウメですか」

「いや・・・アンズです」

「にぎやかな花ですねー」

先日、蕾が膨らんでいると思っていたら、開花です。

アンズが花開くと次はモモ、スモモそしてカキの花です。

休日の朝は時間も気にせずブラブラするのが楽しみです。

ジャガイモの芽が伸びて緑色になってきました、2本だけですが。

ジャガイモを植えた土にヒビが入って芽を出し始める時季は最高です。

 

ハクサイが出来たと思ったら花が咲いてしまいました。

晩秋に種蒔いたら虫に食べられ全滅かとおもっていたら、3株だけ生き返りました。

世間様のハクサイはなぜかひもで縛ってあるので、まねて縛ってみました。

でも縛るのが遅かったのでしょう花が咲いてしまいました。

「どんな経験も無駄なことはない」学習したので、今度は成功させます。

「今年のスーパーのハクサイはすごく安いよ」。

でも「安いよ」は、「種買って,、肥料買って、手間暇かけて育てるよりも安いよ」に聞こえます。

(老人のひがみかも)

お金や効率の問題ではなく、生き方や生きがいのの問題なのです。

「なぜ自分で野菜を作るのか?」

大きな命題です。


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「君たちはどう生きるか」を読みました

3月6日(土)小雨

曇りかと思っていたら朝から雨です。

楽しみにしていた畑はおあずけ。

昨年〇〇歳の大台になりました。

すっかり人生にも慣れて来ました。

コロナ感染、東日本大震災・・・を経験すると「映画やSF小説のできごとだけではないんだ。実社会に存在するんだ・・・」と悟りみたいな諦めみたいな心境です。

社会の出来事も会話も四季の変化にもマンネリ化しているように感じます。

『君たちはどう生きるか』(原作:吉野源次郎、マンガ:羽賀翔一)を図書館から借りて来ました。

数年前に大流行した中高生向けの本です。

80年前に発行された本だそうです。

オッサンの高校時代にも国語担当のN先生が勧めてくれて読みましたが、大方忘れていました。

〇〇歳を機にもう一度、大人になる前のあの不安と初々しいな高校時代の心境に戻ってみよう。

スポーツ競技は基礎を大事にするように、人生も基本に戻ってみようと『君たちはどう生きるか』を手にしました。

今回はマンガも入っているので、楽しく理解できました。

もう一度本をペラペラめくりながら心にビンビン来たところを抜粋します。

齢のせいにはしたくないけど、感動も最近すぐ忘れてしまうので。

 

・いいことをいいことだとし、悪いことは悪いことだし、一つひとつ判断してゆくときも・・・君の胸からわきでてくる生き生きとした感情に貫かれていなければならない。

・誰かのために為すことを己の喜びとすること

・言われたことしかやらないのはいつまでたっても一人前の人間にはなれない

・僕たちは自分で自分を決定する力を持っている。だから誤りをおかすこともある。しかし僕たちは自分で自分の決定する力をもっているから誤りから立ち直ることもできるのだ。

 

〇〇歳にもなって、思春期の青臭い感情に少し戻れたようで今週は嬉しい時間を持ちました。

雨が止んだようです。(午前9時)


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