
嵐のあとの晴天
夜中2時30分頃、嵐の音で目が覚めた。
まだ嵐が通り過ぎないのかと、外を見ると星空だ。
木の枝も揺れていない。風は止んでいる。
いったいこの唸るような音は何だろう。
・・・海鳴りだ。
こんなに大きな音は久しぶりだ。
海は大荒れにちがいない。
朝6時、カメラを持って海岸へ。
海岸に出ると風が一段と強い。
海が波立っている。

沖から白い波が次から次に陸をめざしてやって来る。
青く穏やかな網代の海が豹変している。
これが自然なんだ。
穏やに凪いでいる日もあれば、今日のように荒れ狂っている 日もあるのだ。
合宿に来ている高等学校野球部が朝の散歩に来ている。
合宿に来ている高等学校野球部が朝の散歩に来ている。
寒そうだ。
テトラポットにぶつかって砕ける大波が見たい。
テトラポットにぶつかって砕ける大波が見たい。
岩和田海岸に向かう。
道路の一部は砂で埋もれている。
「飛砂あり走行注意」の看板が立てられている。
車体に「波伝説」と書かれた車が見える。
サーファーに波の状況を知らせるためだろう強風の中、海に向かってカメラを構えている。
昨夜は防波堤を越えて波が来たらしい、堤防の内側も一面濡れている。
昨夜は防波堤を越えて波が来たらしい、堤防の内側も一面濡れている。
「釣りをしていて波にさらわれる」そんなニュースを時々聞く。
そんなことになってはいけない。
防波堤には上らず、防波堤にかかるハシゴの途中から、カメラを構える。
波しぶきがかかる。風が強い。急いでシャッターを切った。
狂った海とは対照的に空は真っ青だ。
狂った海とは対照的に空は真っ青だ。
嵐のあとの晴天は一段とうれしい。


