4月26日(木)雨
                   心に焼き付いている「おらが海 大原 船方日記」
昨日25日の午後、友人から電話が入る。イメージ 1
「いいぞ、すごくいいぞ。これは見なくては・・・」
いすみ市「水彩ギャラリー」で行われている写真展への誘い、2度目の電話。
そんなに良いのか、じゃあ行ってみようと思い。25日午後1時に会場へ。
会場に入るなり、写真が飛び込んできた。
日焼けした漁師、収穫の笑顔、海の青に白い波、力強く網をうつ一瞬を撮った写真・・・。
電話の通りこりゃすごい迫力だ。
写真展は「おらが海 大原 船方日記」と題した、大原漁港の日常風景。
撮影は千葉読売写真クラブ会員の田中和子さん。女性だ。イメージ 2
「他人に感動をあたえる一瞬を切り撮る感性はどこから来るんだ」、考えながら見
て回った。
飯田さんという写真家が解説してくれた。
「彼女は子どもの時から岩手で漁師町で育ち、海の厳しさや優しさを知っているんです。心に刻み込まれているんですよ・・・。男達の漁船に乗り込んで撮影するんです。漁業の喜び、漁師の心がわかるんですよ。漁師達も彼女に心を開いているんです。そうでなければ、あんな素晴らしい笑顔の漁師達撮れませんよ・・・。あの一瞬を撮れませんよ」と。
東日本大震災で甚大な被害を被った岩手県山田町出身。
見ている間にも、被写体となった漁師さんや家族、地域の人達が次々に来場。
「写真の方がいい男に撮れているよ」「この笑顔がいいね」と、なごやかな会話が飛び交う。
見に来て良かった。
船から力強く投げ込む網、青い海原にたつ白い波が心に焼き付いている。
イメージ 3