5月24日(水)晴れ
         故郷やどちらを見ても山笑う
故郷・福島県南会津郡檜枝岐村に帰省してきました。目的は3つ。
1,新緑観賞
2,温泉で腰痛治療
3,自分のルーツ調べ
千葉県は若葉の季節だが、故郷、檜枝岐村は新緑の季節です。
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帰省するのは例年、夏、秋。なぜなら、仕事柄5月は多忙でした。(現在定年退職で無職)
5月のゴールデンウイークも仕事が入って休めないのが現実でした。
新緑の季節は秋の紅葉と同様、美しい季節です。
訪ねよう訪ねようと思いながら実現できないでいました。
この季節に訪ねるのは大学生以来だから40年ぶりです。
山や川の形は毎年見ている景色ですが色がまったく違います。
山は萌黄色というのでしょう。

高校時代の俳句の授業を思い出しました。
「故郷やどちらを見ても山笑う」作者はだれだったかよくわかりません。(正岡子規のような気がしますが、あやふやです)。
「季語はどれでしょう?」
「山笑うです」
「では季節はいつでしょう?」
多くの人が「秋じゃない・・・。落ち葉の季節で、赤や茶や黄色の葉がワサワサ音を立てながら落ちる様子です」なんて、説明しました。
しかし私たちの意に反し、季語「山笑う」の季節は「春」でした。 
高校時代に「山笑う」という言葉も初めて知りました。
落葉樹木が新芽を吹き始める季節という解説でした。
でもまだピンと来ませんでした。
今回、鬼怒川から会津高原駅、奥会津そして故郷檜枝岐の新緑を観て「山笑う」を実感しました。
木の細枝が一斉に緑葉を付け出し始める姿。
なるほど「山が笑う」って、この景色?
 
感性のある人間ってのは、美しい、いやおもしろい言葉を考えるものですね。
写真をバチバチ撮りました。  「故郷やどちらを見ても山笑う」そんな気分の帰省となりました。