6月28日(木)くもり

人類は核と共棲(きょうせい)できぬ
昨日6月27日の夕刊(朝日新聞)に右のような記事が載っていた。
「青空の下、2年ぶり 福島市で屋外プール授業」の見出し。
子どもたちが太陽の下でプールを楽しんでいる写真付き。
「昨年は県境を越えて約100キロ離れた山形県天童市の屋内プールに出かけ、1日だけ水泳の授業をした」と書かれていた。
「青空の下、2年ぶり 福島市で屋外プール授業」の見出し。
子どもたちが太陽の下でプールを楽しんでいる写真付き。
「昨年は県境を越えて約100キロ離れた山形県天童市の屋内プールに出かけ、1日だけ水泳の授業をした」と書かれていた。
夏のプールや水遊びは子どもの特権だ。
なのにそれが昨年はできなかったという。
「2年ぶりで屋外プールにプールができます」、と言われても全て安全ではない。
子どもも保護者も「本当にだいじょうぶだろうか?」と不安があるにちがいない。
「県教委は、プールに入ることを希望しない子どもや保護者の意向を尊重するよう市町村教委に通知している」という。
監督責任の県教委も不安にちがいない。
なのにそれが昨年はできなかったという。
「2年ぶりで屋外プールにプールができます」、と言われても全て安全ではない。
子どもも保護者も「本当にだいじょうぶだろうか?」と不安があるにちがいない。
「県教委は、プールに入ることを希望しない子どもや保護者の意向を尊重するよう市町村教委に通知している」という。
監督責任の県教委も不安にちがいない。
子ども・保護者、地域の人も不安に陥れる原発を、なぜ再稼働するのか。
不思議だ。
起きる保証もないが、起きない保証はもっとない。
大飯原発の下には活断層が走っているという学者もいるのに・・・いったい、なぜ?

不思議だ。
起きる保証もないが、起きない保証はもっとない。
大飯原発の下には活断層が走っているという学者もいるのに・・・いったい、なぜ?
同じ夕刊紙面に「人類は核と共棲できぬ」(作曲家阪本龍一)のコメントが出ていた。
・大江健三郎「ヒロシマ・ノート」
・中沢啓治「はだしのゲン」
・キューバ危機
・ベトナム戦争
・チェルノブイリ原発事故(1986年)
・9.11ニューヨークテロ(2001年)
阪本さんは1952年(昭和27)生まれなので同世代。
大江健三郎の「ヒロシマ・ノート」は読んだことがないが、ほかは新聞やテレビのニュースで知っているので、私には懐かしく説得力ある言葉。
「9.11を体験してもう一つ確信したことは、生きるためには『知る』ことが必要だということです。誰が何の目的で行い、その背景は何かなどを知れば、次にどのようなことが起こるか推測できる」
とも述べている。この言葉も含蓄あるなー。
そして最後の言葉が強烈。
「そして11年3月11日の大震災と原発事故。人類は兵器としてであれ発電としてであれ、核とは共棲(きょうせい)できないことを全世界に訴えること。3度も大きく被ばくした唯一の国としての、国際社会に対する貢献であり、責任ではないでしょうか。」
・大江健三郎「ヒロシマ・ノート」
・中沢啓治「はだしのゲン」
・キューバ危機
・ベトナム戦争
・チェルノブイリ原発事故(1986年)
・9.11ニューヨークテロ(2001年)
阪本さんは1952年(昭和27)生まれなので同世代。
大江健三郎の「ヒロシマ・ノート」は読んだことがないが、ほかは新聞やテレビのニュースで知っているので、私には懐かしく説得力ある言葉。
「9.11を体験してもう一つ確信したことは、生きるためには『知る』ことが必要だということです。誰が何の目的で行い、その背景は何かなどを知れば、次にどのようなことが起こるか推測できる」
とも述べている。この言葉も含蓄あるなー。
そして最後の言葉が強烈。
「そして11年3月11日の大震災と原発事故。人類は兵器としてであれ発電としてであれ、核とは共棲(きょうせい)できないことを全世界に訴えること。3度も大きく被ばくした唯一の国としての、国際社会に対する貢献であり、責任ではないでしょうか。」
朝日新聞夕刊では『核なき世界へ 被爆国から2012』というタイトルで「核廃絶」への思いを連載するという。
どんな意見が飛び出すか、楽しみだ。
どんな意見が飛び出すか、楽しみだ。
写真:6月27日(水)朝日新聞夕刊