7月29日(日)晴れ
        御宿海岸、7月最後の休日
朝6時20分、いつものようにラジオ体操へ。
今朝の海岸はにぎわっている。
まだ朝の6時20分だというのに、水浴客が海岸へ向かっている。
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「今日は人出が多いですねー」イメージ 2
「昨日、土曜日。大勢出たんですかねー」
「いや、少なかったですよ」
「そうですか・・・」
「今の人出は昔の10分の1だねー。7月最後の休日なら昔はこんなもんじゃなかったよ。少ない、すくない・・・」
昔の御宿海岸を知る人は今日の人出は少ないという。
昨日も、昭和40年代に御宿駅に勤務した元国鉄マンが語っていた。
「・・・御宿駅の混み方といったらすごかったですよ。列車が駅に着くたびに改札口は混んで混んで。指定席なんか間違って発行して重複なんかすると客は怒るし。・・・駅から海岸まで人の列でしたよ・・・。売り上げの札束もハンパじゃなかったですよ・・・」
昭和40年代後半の御宿のにぎわいぶりを興奮ぎみに語ってくれた。
 
ラジオ体操の帰り、駐車場の臨時のアルバイトをしているOさんに会う。
「おはようございます。今日は日曜日、大変でしょう?」
「いやいや、今年は少ないですよ。昨日も駐車場が満杯にならなかったよ。・・・例年なら駐車場が足りなくて他の駐車場に誘導するのに、今年はそれがないんですよ。少ないですよ・・・」
やはり、例年にくらべ客の入りが悪いという。
「若者が車を所有しないからね。昔の若者は就職すると何はともあれローンで車だったでしょう。それが今の若者は、車に興味を示さない傾向があるんだって。車の販売台数が減少しているのも若者の車離れがあるんだって・・・」
「そう?車を買うだけの給料もらっていないんじゃない。正社員になれなくて給料も少ないとか?だって、車持つとなるとガソリン代に維持費でしょう、月に最低2万円はかかるよ・・・」
「給料のせいもあるか?やっぱり、世の中不景気なんかねー?」
 
海岸は大きな清掃車がエンジン音をうならせている。
毎朝、海岸を清掃しているんだ?
御宿海岸が美しいのはこのせいもあるんだ。
にぎやかな朝だと思えたが、昔(昭和40年代)にくらべれば静かな7月最後の休日の朝だという。