8月27日(月)晴れ
   落ち込んでいる暇はないイメージ 1
ロンドンオリンピックのメダリスト達がテレビで引っ張りだこ。
新聞のスポーツ欄では、活躍している選手が毎日取り上げられている。
選手の人生で華やかで輝く時間である。
そんな華やかで輝く記事の中で、華やかさ、輝きとは正反対な記事があった。
「西岡、メジャーの壁厚く 3A降格 失敗と思わない」。
と、大リーグでもがき苦しむ西岡選手をとりあげていた。
西岡選手はかつてロッテの選手で、首位打者を獲ったほどの名選手。
夢を抱いて大リーグに挑戦。
「3A降格」という文字は、淋しく見えた。
(3Aはまだ良いのかな?)
マイナー降格という現実に対し「ショックでした。力のなさを痛感しました」というコメント。
大リーグは、やっぱりアメリカンドリームなんだ。
 
2年目の今季は開幕からマイナーでスタート。
8月5日にようやくメジャーに昇格したが、3試合で12打数無安打1打点、3失策と振るわず、すぐに降格した。
「結果が求められる。バットが折れてもヒットはヒットという世界」と振り返る。
それでも西岡は「自分で決断して挑戦した。(米国に来て)失敗だったと思っていない。走攻守で世界には上がいることがわかった。新しい自分をつくれる」と前向きにとらえる。
「落ち込んでいる暇はない。今シーズンは残っているので、ここで一生懸命やる」と話した。
 
この記事の下には「イチロー左前打」と活躍している記事。
その隣には「ダルビッシュじっくり調整」と、体調不良の記事。
その隣には「パイレーツ高橋を獲得」と途中移籍の記事。
その隣には「田沢がマイナー降格」の記事。
体調不良だろうが、何が起ころうがすべて結果で評価するプロの世界。
大リーグやプロスポーツとは、なんと過酷な世界だ。
西岡選手、まだ28歳。
西岡選手が活躍し、輝いている記事を次は見たい。