10月28日(日)曇り
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夕食の前に夕刊をひろげる。
さわやかな詩に感動。
 
女川は流されたのではない
新しい女川に生まれ変わるんだ
人々は負けずに待ち続ける
新しい女川に住む喜びを感じるために
 
作者は13歳の中学生だという。
何と前向きな勇気のわく詩なんだろう。
震災後「絆」ということばが流行した。
今度は「生まれ変わるんだ」という積極的な力強い姿勢がすがすがしい。
「新しい女川に住む喜びを感じるために」の一節は明るく希望がわく。
 
人間の運命はだれにもわからない。
うちのめされ挫折することも多い。
でも、悲嘆にくれるのではなく新しく生まれる、何と夢のある強いことば。
この詩が町役場や病院や町のあちこちに掲げられているという。
大勢の人が励まされ勇気をもらっているという。
「ことばの力」・「言霊」を実感した。
「・・・されたのではない/・・・に生まれ変わるんだ」
運命を嘆くのではなく、こんな気持ちで生活したい。
生活しなくては・・・。
13歳の中学生佐藤袖希さん、素晴らしい詩をありがとうございました。
勇気がわいてきます。
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                                   平成24年10月27日(土) 朝日新聞夕刊より