5月31日(金)晴れ
           初夏 暁(あかつき)を覚える  
晴れました。イメージ 2
草木も雨に洗われて朝日に輝いています。
鳥が活発に鳴いています。
今季初めてホトトギスの声を聴きました。
にぎやかな朝です。
鳥たちも、久々の太陽を喜んでいるのでいるようです。
「夜来(やらい) 風雨(ふう)の声/ 処処(しょしょ) 啼鳥(ていちょう)を聞く」ってこのことですか?
遠い昔の高校の漢文思い出しました。
漢詩「春暁(しゅんぎょう)」、孟浩然(もうこうねん)でしたっけ?
古文も漢文も名文もほとんど忘れて、暗唱できませんが、これだけは覚えています。
    春曉
 春眠 暁を覚えず
 処処 啼鳥を聞く
 夜来 風雨の声
 花落つることを知る多少
(現代語訳文)
 春の眠りの心地よさに
 夜の明けるのにも気がつかずにうとうとしていると
 あちこちに鳥の鳴き声が聞こえる
 昨夜は雨風の音がしていたけれど
 花はどれほど散ったのだろう
 
現役で働いている時は、孟浩然と同じように「春眠 暁を覚えず」イメージ 1
でした。
眠くて眠くて、睡眠時間がいくらあっても足りませんでした。
でも、退職した現在は「初夏(しょか) 暁(あかつき)を覚える」(初夏、夜が明けるのをすがすがしく迎える)の心境です。
 
「処処 啼鳥を聞く/夜来 風雨の声/花落つることを知る多少」は孟浩然と同じ心境だと思います。。
昨夜の風雨は結構すごかったようです。
朝の散歩の時、バラの花びらが濡れた道路にいっぱい散り落ちていました。
「花落つることを知る多少」って、こんな情景?
何だか漢文の世界を体感したような、心地よい朝でした。
関東地方も梅雨に入ったとか?
でも、今日はさわやかな一日。
午後は涼風が吹くなかで草取りをしました。
農作物が生長する時期は、雑草も生長する時期です。
思うようにいきません。