7月29日(月)曇りのち雨
       「こんなに美しいところに住まわせてもらっているんです」
夏休み、月曜日の朝。
月の沙漠記念館付近と海岸はゴミがいっぱい。イメージ 1
そんなゴミを今朝も拾っているボランティアの方がいます。
「おはようございます。毎朝ありがとうございます」
とすれちがおうとしたら、Mさんが通りかかりました。
「すごいゴミですね・・・」
とMさんも広場のゴミを拾い始めました。
さすがに、通り過ぎることができず、私も今朝は一緒にゴミをひろいました。
「なぜ、こんなに捨てるんですかねー」
「昨日の朝は車で来た若者達が、ここでたむろして酒飲んでいたんですよ・・・。私がゴミを拾い始めたら、若者達もゴミ拾い始めたんですよ・・・。そこまではいいんですが、その後、車運転して行くんですよ・・・酔っぱらい運ですよね・・・」
「毎朝、ありがとうございます。たいへんですね」
「いや、こんなに美しい所に住まわせてもらっているんです。私にできることはこのくらいしかありませんので・・・」
ヒャー、頭から冷や水浴びた心持ちになりました。
「こんなに美しいところに住まわせてもらっている」
こんな気持ち抱いたことある?と自問しました。
残念ながら、悲しいかな、一度もそんな感情を持ったことありませんでした。
毎日美しい景色を見ることがマンネリ化していました。
感謝する気持ちも特別抱きませんでした。
そう言えばボランティアの彼は、今年、他所からここに引っ越して来られた方です。
おそらく、ここの景色が私の心に映るよりも、ずっと美しく映るのでしょう。
「こんなに美しい所に住まわせてもらっているんです。私にできることはこのくらいしかありません」
強く心に響いた言葉です。
海岸の波打ち際でも、ゴミを拾っている人がいます。
肖像権とやらで、無許可での写真撮影、問題かもしれませんがお許しを。
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