5月28日(木)晴れ
         「人や社会に役にたつ学び」が成果のある学習
「21世紀型学力を想像する」田村学氏(教育課程調査官)の講演を聴く機会に恵まれました。
昭和37年生まれです。
若い人の講演を聴くことが多くなり、歳を感じるようになりました。
若い人が講演や話が上手いのに驚いています。
1時間講演でしたが、予定された時間ピッタリ。
内容もプレゼンテーションを使って、実にわかりやすく、聴く人を飽きさせないように工夫しています。
印象に残った箇所を記載します。
21世紀の社会、社会の変化
・グローバル ・情報化 ・地域コミュニティ ・資源の有限化 ・少子高齢化 ・知識基盤社会
・2011年入学児童の就職先の65%は、現在ない職業についている(米:キャシーデビッドソン)
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21世紀の社会に求められる人材
・個別の一斉学習・・・・・・・能動的な協同学習
・知識、技能の暗記、習得・・・汎用的能力(実社会で活用できる能力)の獲得
・既存知識の安定的再生・・・・新しい価値の創造と行動
探求的な学習における子どもの学習の姿
・課題の設定・・・情報の収集・・・整理・分析・・・まとめ・表現
課題の設定・・・・身に迫った、切実感のある課題を設定する
問いの顕在化
・違和感「気になるな」
・必要感「何とかしたいな」
・矛盾「解決したいな」
探求・協同の場
・敵対的なムードから友好的なムードへ
・ユニークさや斬新さを認め尊重する
・互いの差違に正対する
・一人称で語り・発想を中心とする
成果のあがる授業法
・実社会への応用・・・学んだ内容を生活に応用する
・実践的な体験学習・・・体験学習や実験
・生徒間の相互意見交換・・・協力的で自由な意見交換
・探求活動・・・子どもの自主的な探求
「学んだ内容を生活に応用する」、言い換えれば「人や社会に役にたつ(楽しい)学び」ということ。
子どもの学習だけでなく、大人の学習にも生かせそうです。
 
久しぶりに美しい夕焼けを見ました。
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