1月14日(水)晴れのち曇り
イワシ漁,,最盛期

朝6時、沖に船の光が煌煌と輝いています。
10艘くらいいるだろうか、朱い光が美しい。
これが「漁り火」というものですか?
おそらくそうでしょう。
こんなに多くの船は珍しい。
カメラを向けるが暗すぎて撮れません。
まして陸から遠いので、ズームしなければ撮れません。
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「何捕っているんですか」
「ああ、あれはイワシだよ」
「こんなに早くから、いったい何時頃出航されるんですかねえ?」
「そうねえ、相当早いだろうねえ。あの船は地元の船でねえから良くわかんねー」
「え、どこから」
「あらやー、鴨川の船だ」
「すごく明るくてたくさん出ていますが」
「ああ、イワシ漁だから3艘で捕っているんだ」
「大きな船がシュセンで隣がデンタンセン、もう一艘がウンパンセン・・・」
船の役割を説明してくださるが、初めて聞くことばです。
理解できません。
聞き返すのも失礼と思い、わかったふりしてうなずきます。
帰ってからネットで調べればでているだろうと思いうなずき続けます。
「何人くらいで操業しているんですか」
「うん、あの船の大きさなら30人くらいかなー」
「昔は御宿にもあったんだよ、今は無くってしまったが」
漁業人口が減って大きな船の操業はできないということでしょう。
「あの、駐車場なんか昔はイワシの乾し場だったんだよ」
昭和初期、漁業者が多く、イワシがたくさん捕れた時期があったそうです。
6時40分、明るくなったので写真撮影。
でも、ズームを使っての撮影ですので、上手く撮れません。
「イワシ類のとり方」ネットで調べました
イワシはむれになって泳いでいます。まずはじめに、そのむれを魚群探知機で探します。
むれを見つけると、網を広げむれごとイワシをとります。
漁法は一そうの船でとる巻き網漁と、2そうの船で網を引くバッチ網漁があります。
バッチ網漁では何そうかの船がチーム(船団)を組んで魚をとります。
船団のそれぞれ船には仕事が決まっています。網を引く船(網船)。
魚群探知機で魚を探す船(電探船)。
とれた魚を網から出して港まで運ぶ船(手船)です。
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                                                      (イラストは5年生福田さんの自由研究より)
イワシ漁の写真をさがしていたら、イワシを乾している写真が見つかりました。
昭和30年代の写真でしょう。
今となっては貴重なしゃしんです。
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『岩瀬禎之写真集 海女の風俗』です。
掲載お許しください。