1月25日(日)晴れ
「まだ終わっていませんから」
大相撲初場所千秋楽を待たずに、昨日14日目に優勝が決まりました。
昨日の新聞は第一面、社会面、スポーツ面に大きく取りあげました。
・孤高 歩んだ道
・前人未踏
・30歳目前 増す円熟味
・最多33度目V
・・・白鵬の偉業が報道されていました。
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まだ、20代だったんですか。
言葉の一つひとつに重みがあるのに、いつも驚いていましたが、29歳?
初場所の優勝が決まっても、最多優勝を成し遂げても、「まだ終わっていませんから」。
スゴイですねえ。
謙虚ですねえ。
本当に実力があり、偉大な人はホラを吹いたり、強がったりしないのですねえ。
毎回、場所前に「今場所の目標は?」という質問が投げかけられます。
いつも決まっています。
「目の前の一番一番に全力を出して取り組むだけです」
こんな、面白くない答えが返ってきます。
これって、相撲力士の定番かもしれません。
が、白鵬は本当にそう思っているのかもしれません。
それに比べ他のスポーツでは「目標は一つ、優勝です」「優勝するために試合に臨むのです」「準優勝では一回戦負けと同じです」「優勝を約束します」「てっぺんを取ります」・・・という選手コメントが多い。
自分を鼓舞するためのコメントなんでしょうが、白鵬のコメントと大きく異なります。
「まだ終わっていませんから」
どこまでも格好良い。
1昨年、稀勢の里に敗れたとき観客の「万歳」の大合唱が起きたときに、「自分がやってきたのは何だったのか」?。
食事も喉を通らないほどの異国での孤独感。
・・・そんな諸々のハンディを乗り越えての大記録に目頭が熱くなりました。
29歳、まだまだ記録を伸ばすことでしょう。
来場所も楽しみです。
また、白鵬のコメントが楽しみです。