4月3日(金)曇
散る桜は寂しいですねえー
朝のラジオ体操の音楽は風に流されて、いつもより小さな音量です。
夕方4時過ぎには、さらに強まってきました。
強い風に桜が散っていました。
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この光景を見ていると
良寛さんの「散る桜 残る桜も 散る桜」が浮かんできます。
「今どんなに美しく咲いている桜でも、いつかは必ず散る。そのことを忘れるなよ」
そして親鸞さんのこの句も、満開の桜を見ていると思い出します。
「明日ありと思う心のあだ桜 夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは」
「桜は明日もまだ美しく咲いているだろうと安心していると,夜中に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない」
二つの句とも「限りある命」、「世の無常」って事ですかねえ。

「同期の桜」という歌もありましたね。
1番 貴様と俺とは 同期の桜  同じ兵学校の 庭に咲く
   咲いた花なら 散るのは覚悟  みごと散りましょう  国のため
5番 貴様と俺とは 同期の桜  離れ離れに 散ろうとも
   花の都の 靖国神社  春の梢に 咲いて会おう
華々しく散る姿を、満開の桜に重ねて戦死していった若い兵隊さん。
父も戦争に行きました。
上京すると、必ず靖国神社に参拝していました。
満開の桜は華やかですが、散る姿は寂しいですねえー。