5月24日(日)曇り
久しぶりに文学の香を嗅ぎました

外房九十九里浜の一宮館で「芥川龍之介文学碑・小高倉之助歌碑碑前祭」がありました。
初めて参加しました。
若いときに龍之介作品に熱中したことがありました。
ここ一宮館は大正時代、大学生の龍之介が菊池寛、久米正夫と一緒に宿泊した宿です。
その宿が今も大切に保存されています。
写真のように茅葺きの趣のある家屋です。
写真の女性は毎年この祭に来ている地元の方です。
今年御年、90歳。
おしゃれの美しい方でした。
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龍之介の作品「海のほとり」「微笑」に一宮館の様子が描かれています。
身近な地域が作品の舞台となる、実に親近感を感じます。
また、一宮海岸も九十九里浜も一宮館も一段と輝いて映ります。
作家葉山修平氏の「芥川龍之介のうたについて」という講演もありました。
・ゴチ食えば ゴリラ顔なる 詩人かな
この詩人は室生犀星ですって。
「犀星と龍之介」興味が出てきました。
久しぶりに文学の香が漂うひとときを過ごしました。
短編なのでもう一度、「海のほとり」を読んでみようと思います。
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