「民話さんぽ」体力の衰えを痛感
5月28日(土)曇り
今日は夷隅民話の会の「民話さんぽ」でした。
雨が止んでホッとしました。
民話の舞台となった場所を歩いて巡るのです。
約2時間の散歩コース。
民話は10話予定。
戸外で、肉声での読み聞かせです。
8年前にも同じコースで実施したので、下見しないで実施しました。
ポスターも募集もかけずに知人友人を誘って21名の参加をいただきました。
人数20人前後が理想的です。
新緑の緑が濃くなってきました。
新緑を愛でながらの散歩です。
薫風の中、爽やかな散歩日和でした。
植物に詳しい人がいて、
道端の草花や山に咲く花をを説明してくれました。
印象に残ったのが「テイカカズラ」。
今、山一面に白い蔓の花が咲いています。
「テイカカズラは藤原定家に由来する花なんです」
「へえ、あの歌人の藤原定家ですか・・・」
おもしろい。
帰ってからネットで検索しました。
次のように出ていました。
テイカカズラという名は、謡曲の「定家」に由来すると言われています。
平安時代の終わり頃、後白河法皇の第三皇女式子内親王は、幼くして賀茂斎院となり、十年にわたって神社に奉仕していたが、病のために退いた。この頃、歌人として有名な藤原定家が皇女を慕っていたが、皇女は独身を守って49歳で病気のため亡くなった。それでもなお、皇女を慕った定家は蔦葛(つたかずら)となって、皇女の墓石にまつわりついた。皇女の霊が、自分の墓に蔦葛がまつわりつく苦しみを、旅の僧に訴えるというものだそうです。そこから「つた」のことを定家葛と言うようになったというものです。(参考:万葉植物事典 北隆館)
8年前は予定時間で巡れましたが、今回は時間がかかりました。
8年の歳月は各人の体力に響いています。
前回60代だった人も70代になりました。
辛そうでしたので、途中から車を出しました。
「70になると体力がこうなるのですよ。よく覚えていて・・・ラジオ体操、散歩つづけてくださいよ」
年とともに体力が落ちることを痛感した民話さんぽでした。
一番元気だったのは、絶えず先頭を歩いて(走って)くれた4歳の子どもでした。
参加くださったみなさんありがとうございました。


