「おせんころがし」碑を見てきました
6月22日(水)曇り
房総の代表的な民話「おせんころがし」を聞かせてくれという依頼を受けていたので、3時からIさんと会う。
民話はおもしろい。
同じ「おせんころがし」の話でも7通りもあるのです。
話が文字化されていなかった時代、語り手によって、少しずつ変化していったのでしょう。
また、語り手も、聴き手によって話を変えていったのでしょう。
子ども、若者、男、女・・・農民、漁民、役人・・・と年代や職業によって変えたのでしょう。
語り手、聴き手によって話が変わる・・・創作のおもしろさです。
歴史ドラマが脚本家によって異なるのに似ているように思います。
その後、碑の建つ上総と安房の堺へ。
この断崖絶壁を見ていると、この話が創作された理由がわかるような気がしてきます。
房総を代表する民話なのに、この碑を訪れる人は少ないのでしょう。
道はススキに覆われていました。
「良い観光資源なのに・・・」
「昔は国道からの入口に案内板があったのに、これじゃあ、訪れる人はいないよねえ」
「行政もここまで手が回らないのでしょうねえ・・・」
「どの町も文化行政は危機ですねえー」
イメージ 3

イメージ 1

イメージ 2