きままなる旅にいでてみん
925日(日)晴れ

ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背広をきて
きままなる旅にいでてみん。
汽車が山道をゆくとき
みづいろの窓によりかかりて
われひとりうれしきことをおもはむ
五月の朝のしののめ
うら若草のもえいづる心まかせに

萩原朔太郎/旅上(純情小曲集)


「ふらんすはあまりに遠し」

この当時はフランスへ行くには船旅で1ヶ月もかかったそうです。
それに比べたら、今日のフランスは近い。
でも、おっさんにとっては「遠い異国」です。
日常生活に埋没しているおっさんは「きままなる旅にいでてみん」という気持ちはいっぱいです。
先日、友人の「旅をするなら東京だ」という言葉を思い出しました。
「東京は博物館、公園、商店、歴史、文化・・・見る物がイッパイだ。東京の隣、電車で1時間ちょっとで行けるところに住んでいるんだから、東京旅をしないのは宝の持ち腐れ・・・。最初は皇居に行きな・・・」
そんなわけで、今日「皇居」行きを実行しました。
皇居といえば二重橋と楠木正成像しか思い出せません。
電車の乗り換えもなく、東京駅下車。
歩いて、歩いて・・・・歩き回りました。
疲れました。
それにしても(こんなに見るところがたくさんあるんだ・・・)初めて気がつきました。
「旅は下調べ無しに行き当たりばったりがいい」なんて言いますが、ガイドブックがあって、初めて良さがわかります。(歴史遺産だけかな?)
松の廊下跡、大奥跡、天守閣跡・・・。
日本史で学習した桜田門。
疲れたらカフェに入って、食事して、ベンチで芝生で休んで・・・。
正に「安近短」の旅行でした。
外人さんが多いこと多いこと。
ランニング、サイクリングしている人も多いのにビックリ。

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