スカンポ、懐かしい
4月28日(金)晴れ
「小さいころスカンポ食べた?」
「ああ、よく食べたよ。やっぱ、スカンポと言った」
「スカンポと呼んでたよ・・・正式名はイタドリだっけ」
「・・・酸っぱくてねえー。道草を喰うってこれだよね。道端の草をホントに食べたもの」
「今の子どもはこれが食べられるなんて知っているかねえー」
「知らないだろうねえー。だって食べ物が豊富だもの・・・ケーキもポテトチップ、アイス・・・おやついっぱいあるもの」
「あの頃はおやつなんてあったんだろうか・・・スモモとか畑のカブとか・・・」
「スカンポの歌、知っている?」
「そんな歌あったけ」
「あるんだよ、北原白秋と山田耕作コンビの歌が・・・ドテノスカンポ、ジャワサラサ・・・という短い歌なんだ。ネットで調べてみて」
そんなわけでネットで調べました。
すかんぽの咲く頃 北原白秋 作詞 山田耕作 作曲
土手のすかんぼ ジャワ更紗 昼は螢が ねんねする
僕ら小学尋常科 今朝も通って またもどる
すかんぽ すかんぽ 川のふち
夏が来た来た ド レ ミ ファ ソ
ジャワ更紗ってなに?
ジャワ(インドネシア)ろうけつ染めの更紗だとか。
「すかんぽ」の花の咲く様子が、ジャワ更紗の紋様に見えたのでしょうか。
「すかんぽの唄」というのも見つけました。
すかんぽの唄
ちぎるとスポンと音がして
青い匂いが手に残る
すかんぽ摘めばおもいで帰る
胸の痛みに気がついた
あれは俺らの俺らの十九の春さ
利根川堤に腰かけて
水に小石を投げたころ
すかんぽ摘めば浮かんでくるよ
幼なじみの由美ちゃんが
嫁にゆく日の嫁にゆく日の花嫁姿
(後略)
「男はつらいよ」の挿入歌だったそうです。
ユーチューブで聞いたら、いい唄でした。
折るとスポンという高い音が出ていました。
幼い日を思い出させる春の草です。
