パソコンのお兄さんは神様
7月29日(土)晴れ
朝の散歩、ラジオ体操、朝食、朝ドラ視聴・・・いつもと変わらぬ平凡な朝でした。
そしていつものようにパソコンを開きました。
「あれ、なかなか立ち上がりません」
(ま、そのうちに立ち上がるだろう・・・)
画面を見つめ、立ち上がるのを待っています。
2分経過・・・3分経過・・・
画面が真っ暗。
小さな白い矢印が一つだけ真っ暗・・・マウスを動かすと動きます。
5分、10分経っても変化無し、真っ暗。
パソコンの師匠Nさんに電話、8時20分。
「もしもし、パソコンの画面が真っ暗で・・・」
「・・・コントロールとアルトとデルを押してみて・・・」
「だめ、変化無し・・・」
「・・・じゃあ、電源切って・・・しばらくしてまた入れて・・・」
「・・・だめだ・・・」
顔面蒼白、汗が出てきます。
「バックアップ取ってないの?」
「取ってないんだ」
「大事なデーターなの?」
「ああ、大事なデーターなんだ」
「壊れたかもね・・・もう古いでしょう」
「ま、10年くらい使っているからな。古いと言えば古い・・・」
「電気屋さんに持って行って、なおしてもらえばデーターは大丈夫かも・・・」
(なぜ、バックアップしておかなかったのだ)悔やまれます。
K電気の修理に持っていくか。
その前に、解説書に書いてあった「あんしんサポート」に電話してみるか。
以前、確かそれでなおったことがありました。
受付時間が9時から。
あと10分もあります。(この10分が長いこと長いこと)
9時になり、電話。
「只今、大変混雑しています・・・かけ直すか、このまま5分~8分お待ちください」
機械音が流れて来ます。
待っていました。すると今度は「只今、大変・・・」先ほどの機械音です。そして「・・・10分以上お待ちいただきます。・・・」
何度も何度も繰り返すだけで、つながりません。
15分くらい経ったでしょうか、やっとつながりました。
優しい落ち着いた声のお兄さんです。
やけに落ち着いています。
電話をかける人は皆パニックになって大声を出したり、興奮したりしているのでしょう。
だから、落ち着いた優しい声なのでしょうか。
指示に従うこと5分。
画面が出てきました。
「ありがとうございました。ありがとうございました。助かりました」
見えない相手に何度も礼を言いました。
古い、またいつ壊れるかもしれない、早速バックアップを取りました。
ああ、助かった。
お兄さんが神様に思えました。
パソコン古いのかなあー。
買いかえる時期かなあー。
