お祭りと「ほうちょうもち」
9月28日(木)雨
昨夜から雨。
止んだかと思うと、また降り出す。
降ってきたかと思うと、また止む。
おまけに蒸し暑い。
座っているだけで、ジメジメする蒸し暑さ。
気分も滅入って来るような陽気でした。
テレビでは当町を含む千葉県各地に、崖崩や洪水注意報や避難状況がテロップで流れています。
幸い、被害はありません
 
雨が止むと、お囃子の音が、時々聞こえます。
そう、今日は当町のお祭りです。
お囃子の音が大きくなってきました。
写真を撮ろうとベランダへ。
大人に見守られた「子ども神輿」です。
隣のI市は「関東随一のお祭り」と宣伝。
K市はローカルテレビでも放映される大きなお祭りです。
その間に挟まれた当町のお祭りは、マスコミとは縁遠い小さなお祭りです。
でも、オッサンはこの小さなお祭りの方が好きです。
 
祭りというと当地は「ほうちょうもち」というのを食べます。
今年も0さんが届けてくださいました。
庖丁の形に似ているから「ほうちょうもち」とばかり思っていました。
お祭りや祝に食べる物なので、「悪を庖丁で切り、幸せを招く」なんて勝手に思っていました。
何と、ほうちょうもちはアワビのチョウ「鮑腸餅」と書くのだそうです。
起源は、紀伊地方から渡ってきた漁師が鮑(アワビ)が大漁だったことに感謝し、祭りのときに地元の神社に代用品と奉納したのが始まりだそうです。
本来は白と緑の2色の食べ物だそうです。
白色は身、緑色は内臓をイメージしており、縁起のいい腹合わせの意味を持つそうです。
ヒャー、そうだったんですか。
そして、民話好きのオッサンを喜ばせるためか、こんな話も。

昔々のことでした。
神様がこの村にやって来ました。
神様をもてなすのに村人は神様に失礼があってはいけないと、鮑の料理を振る舞いました。
神様は「うまい、うまい。これはうまい」と言って喜んで食べました。
これ以来「鮑は神様の好物だ」と、神様への供物にしました。
それから数年後、また神様が村にやって来ました。
ところがその年は鮑がまったくとれませんでした。
そこで村人は、鮑の腸をかたどった「鮑腸餅」でもてなしました。
この「鮑腸餅」も「うまい、うまい」と言って食べました。
それ以来、祭りや祝いに「ほうちょうもち」を作るようになりましとさ。
                        おしまい
 
蒸し暑かった陽気が、3時ころ急に涼しくなりました。
4時から畑の草取り40分間。
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