不条理を抱えて生きる

7月18日(土)雨

梅雨空がつづき、憂鬱な一週間でした。

そして今朝も雨。

来週の天気予報も傘と曇りのマークです。

一体どうしたことでしょう、今年の天気?

・・・嘆いても仕方ないことは分かっていますが、ついつい愚痴も出てきます。

コロナ東京感染者数は連日200人超え。

そんな中、東京は除外というが「GO TOキャンペーン」が開始。

何でこの時期に?という意見。

一方、経済が好転しなければ死活問題、という意見。

・・・ムム・・難しい。

医者も政治家も経済学者も、専門家が悩んでいるのだから、難しいのは当然です。

 

コロナにどう向き合えばいいか、手がかりとされているのが『ペスト』(1950年カミュ著)。

過日、最近新聞等で解説されていました。

「人生は自分でコントロールできないことばかり。だから苦しい」

「人は内面にも葛藤や矛盾といった不条理を抱えている」

「救いは、小説の登場人物の闘う姿」

俄然、読まなくては、登場人物の闘う姿を知りたいと思いました。

そして更に解説。

ペストが示すのは、疫病、戦争、飢餓、災害、専制政治、内面に巣くう悪など、人類から自由や命を奪う不条理のすべてで、繰り返されるものだ。戦後日本でも、高度経済成長に伴う公害、北朝鮮による拉致、バブル崩壊、過労死など様々な理不尽な出来事に見舞われてきた。

意識することなく生活してきたが、こんな時代を生きてきたのか、確かに自分でコントロールできないことばかりです。

では、どうすればいいの?次のように解説していました。

コロナを自分の問題として引き受け、他人に判断を委ねず、自分で行動することでう。手を洗う、マスクをする、人混みをさけるといった当たり前の行動も含む。自分のできることを丁寧にする(略)コロナ時代に求められている行動規範だ。

他人に判断を委ねない、自分のできることを丁寧にする。

コロナだけでなく、これは人生規範と、妙に納得した新聞記事でした。

相変わらず、雨が蕭々と降っています。



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