今週は小春日和、小夏日和?
11月21日(土)
今週前半は過ごしやすい日が続きました。
この陽気を「小春日和」と呼ぶことは、人生を長いことやっているオッサンの頭も身体にも染み込んできました。
日常会話にも手紙の文面にも、違和感なく使えるようになりました。
しかし、初めて目にし、耳にしたときは「ウソ―」の感情を持った瞬間が先日のように思い出されます。
中学校の国語の時間でした。
「小春日和の季節は?」
当然のように「春」と自信を持って全員で応えました。
「そう思うでしょう。でも秋です。・・・それも晩秋・・・」
「でも先生、春の文字が・・・」
春という言葉に引きずられて「季節は春」と受け止めたのでした。
・・・その後も「小春日和」の言葉に出合うと、50年以上前の中学校の授業が浮かんできました。
淡紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜まりに揺れている
・・・こんな小春日和の穏やかな日は・・
『秋桜』さだまさし
その後、山口百恵さんの歌で「小春日和」が一段と身近になり、実感できるようになりました。
今週の快適な気候、新聞も「小春日和」を下記のような文学作品を例にして話題にしていました。
秋から冬になる頃の小春日和はこの地方で最も忘れ難い、最も心地の好い時の一つである
『千曲川のスケッチ』島崎藤村
この季節の風を「小春風」、空を「小春空」、海の波を「小春凪」ともいうそうです。
日本語って奥が深いですねー。
日本人って繊細ですねえ-。
今週前半は小春風、小春空、小春凪ぎ、そして小春日和を堪能しました。
でも、11月18日(木)は22度、19日は23度。
小春日和よりも「小夏日和」とも言うべき夏のような陽気でした。
コメント
コメント一覧 (4)
畑の「ぶかみかん」に、「定年おっさんの畑にも、このぶかみかんが黄色くなっているだろうね~」と同居人に話したところです。
暖かくて良いのですが、夜も暖かくて困っています。
窓を全開にして扇風機を回す夜もあるパグ子です。
ossanhage
が
しました
おはようございます。
「帰り花」と言うのですか。狂い咲きと呼んでいましたが、帰り花、情緒がありますね。
昨日、一昨日は暑過ぎました。
ossanhage
が
しました
ossanhage
が
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こんばんは。
確かに若い人とのギャップを痛感しています。
オッサンはスマホも使いこなせず、大変な世の中になりました。
ossanhage
が
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