あのころの「旅の歌」

1月24日(日)氷雨

昨日の続きで今日も朝から氷雨です。

おまけに風があります。

ホームスティ、外出自粛とばかりにファンヒータを点けて、コーヒー飲みながら新聞。

時間も気にせず・・・至福の時かも。

昨日の夕刊が気になって、読み返しました。

「よみがえるあの頃の思い出」「今こそ!聴きたい 1960年代、70年代の旅の歌」

旅の歌か?旅行もしていないなー。

コロナで、温泉旅行も中止。

せめて、歌で旅の気分を味わうか?

「読者のRanking10」をユーチューブで視聴。

1960年、70年代・・・オッサンの青春時代ではないですか。

 

日本が高度成長に沸いた・・・人生を旅にたとえる数々の名曲が生まれました。この時代の今こそ聴きたい「旅の歌」を尋ねたところ、1位は「いい日旅立ち」でした。・・・

60年代、日本は「いざなぎ景気」に沸き、東京五輪の開催(64年)や直前の東海道新幹線の開通、アポロ11号の月面着陸(69年)など希望あふれる出来事が続いた。一方で、69年の東大の安田講堂事件から学生運動は一気に下火になり、あさま山荘事件(72年)も起きるなど、若者が挫折を経験した時代でもあった。・・・

 

正にこの時代の承認者です。

64年の東京五輪、三波春夫の「東京五輪音頭」が流れ賑やかでした。

バレーボールの「東洋の魔女」、円谷幸吉のマラソンも夢中になってテレビで視聴。

安田講堂事件、高校3年で受験の年でした。

東大入学試験ナシ。

あさま山荘事件、就職も決まらず草津スキー場で遊んでいました。

美味しいラーメンを食べながらテレビ報道観ました。

連日テレビで生中継されました。
歌で青少年時代を思い出しました。

 

1位から10位まで全曲聴きました。

曲も詩もいい。

改めて昭和の歌詞の素晴らしさに感動。

情景が浮かんでくる、抒情詩っていうのかな?

新聞記事の後半は6位「風」の北山修さんとはしだのりひこさんの論争。

 

どんなにつらくても、空しくても、人生はただ歩き続けるしかないー。そんな思いを共有する中で「誰も、ただ一人旅に出て」「人生につまづいて」「夢やぶれ振り返る」という詞は自然に生まれた。だが、きたやまおさむさんが「ただ風が吹いているだけ」と「死」を感じさる余韻を残して終わらせようとすると、はしださんが「前向きな終わりにしたい」と抵抗した。「振り返らずただ一人 一歩ずつ 振り返らず泣かないで 歩くんだ」をくわえることになった。

 

半世紀前に深夜のラジオ放送で毎夜聞いた名曲「風」にこんな歴史があったのですか。

グループのはしだのりひこさんも加藤和彦さんも旅立たれました。

写真で見る北山修さんも白髪となりましたが、フォークルでギターを奏でる姿を彷彿できました。

・・・コロナで当分の間、旅もおあずけ。

せめて絵の世界ででも旅に出かけます。

リックを背負ってペットボトルに文庫本を持って・・・。

地には花と緑、空には太陽・・・今夜は温泉宿・・・。

 

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