じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

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5月8日(金)晴れ
「放課後子ども教室」始まりました

午後3時30分より、今年度1回目の「放課後子ども教室」でした。
今年は20人の子どもたち。
1年生7人、2年生7人、3年生6人。
会場は50畳ほどの日本間2間です。
にぎやか、にぎやか。
鬼ごっこ、相撲・・・元気良いです。
ケンカ寸前の男の子、額をうって泣きべそをかく子、勢い余って障子を破ってしまう子。
45分から開校式。
公民館職員の決まりやお願い。
自己紹介の後、本日担当の私に一任です。
「楽しい教室にしたいと思います。楽しい教室にするにはどうしたらいいかな?」
手が上がりました。
「元気よくがんばる」
「子どもは元気一番。元気がなくちゃいけないね」
「カゼをひかない」
「カゼひいたら休まなければならなくなるねえー」
「ケンカをしない」
「大事だね。今もケンカになりそうになった友達いましたね・・・」
「走らない」
「そうだね、ここでは走らないようにしましょう。障子見てください。さっそく破ってしまいました。公民館の人が走らないように言ってたのに、言うことを聞かなかったからだね」
「言うことをきく」
「そう、楽しい教室にする一番大事なことだね・・・言うことをきく・・・言うことを聞くには、静かにして人の話を聞かなくてはなりません。今、真剣に話を聞いていますね。この態度を忘れないでください」
「・・・・・」
顔が真剣です。
「次の指示をします。正座してください。・・・正座はこんな姿勢です。・・・良くできました。次の指示をします・・・手はヒザの上に・・・スゴイ、立派です」
一生懸命です。
今日から始まる教室への期待なのでしょう。
こちらも身が引き締まります。
今年も民話の読み聞かせとぬり絵です。
一生懸命取り組んでくれました。
うれしいです。
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今日の民話は「さくらのはなさくころ」。


1月15日(金)晴れ
上手にではなくキチンと書く
昨日の氷雨に変わって今朝は快晴です。
6時10分頃でしょうか日の出前の海岸です。
見慣れた景色ですが、美し過ぎて今朝もカメラをむけてしまいました。
風もなく穏やかな朝です。
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最近、手紙もちょっとした報告書はパソコンです。
先日、会の記録になりました。
「字がへたなので勘弁してくださいよ」
「字の上手い、ヘタは問題じゃないよ」
「でも、うまい人がたくさんいるのに、選りに選って私がやらなくても」
「へたでもキチンと書けばいいんだよ」
「そうですか」
「そうです。キチンと書くと言うことはなぐり書きではなく、わかりやすくていねいに書くことよ」
「上手に書いたわかりにくい字より、きちんと書いたへたな字がいいんだよ」
「あるじゃない、上手なわかりにく字って。・・・1なのか7なのか、7なのか9なのか」
「キチンと書かれた字の方が好感がもてますよ」
「そうですか・・・キチンとね」
説き伏せられて、記録となりました。
「上手にではなくキチンと書く」・・・なるほどねえ。
これから心がけてみようと思います。

11月29日(土)雨
『わいわい民話教室2』ができました
「夷隅民話の会」発行の民話の本ができました。
今年(平成26年)、4冊目です。
4冊目、スゴイと思われるでしょうが、わずか50ページの文集です。
題は『わいわい民話教室2~民話を楽しみながら漢字を覚える~』。
町の放課後子ども教室で、子どもたちと読み合い、ぬり絵で遊んだ11話です。
「あとがき」をこんなふうに書きました。
あとがき
 その昔、じいちゃん、ばあちゃんが孫に民話を語る習慣がありました。(・・・略・・・)
 原因はラジオやテレビの登場、核家族の増加などが考えられます。また、絵本やマンガ、テレビゲームなど様々な情報が手にはいるようになったことも大きな要因でしょう。
 子どもに添い寝をしながら民話を語る風景がなくなったことは、残念です。
 民話は話のおもしろさと同時に、人の生き方や命の大切さ、暮らしの知恵など、人間が生活していくのに大切な事柄が含まれています。貧しくとも一生懸命働くと幸せになる、(・・・略・・・)
 遠い祖先の知恵、夢や希望、喜びや悲しみ、笑いと涙が民話に込められています。私たち夷隅民話の会は、この貴重な遺産を次の世代に伝える活動に細々と取り組んでいます。民話を集め記録したり、紙芝居や語りや読み聞かせによる発表会をしたり、民話の舞台を訪ねたりしています。
 この冊子に掲載した民話は町の公民館事業「放課後子ども教室」で取り上げた話です。対象は小学一・二・三年生です。夷隅地域の民話もありますが、日本全国に伝わる民話もあります。
 小学生低学年なので、長い話は飽きてしまいます。そのため、短い話に再構成しました。
 また、文字だけですと飽きてしまいますので、絵を入れました。絵も眺めるだけでなく、より主体的に読めるように、絵に色をつける作業を取り入れました。ぬり絵です。
 子ども教室が終わった時に、カラーの民話絵本が完成するのです。文章を書きぬり絵を考える作業は、時には苦痛にも感じます。しかし、一生懸命民話を読み、ぬり絵に取り組む子どもたちを見ていると、楽しくてしかたありません。
 初めて作製した冊子「わいわい民話教室」は、子ども用にと思っていました。保育園や小学校の先生方はじめ、保護者や家族の方が子どものためにと購入してくださいました。
 予想外なことがありました。年輩の人が購入してくださいました。「文字が大きくて読みやすい。ぬり絵は手を使うのでボケ防止に最適ですよ」と、喜んでくださいました。(・・・略・・・)
 脚注に示した漢字は小学校で学習する漢字です。中学校で学習する漢字や固有名詞の漢字にはふりがなをつけました。(・・・略・・・)
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                                                    *ぬり絵の表紙です
500円+送料100円にて頒布します。
ご注文くださる方は、下記のメールアドレスに申し込んでください。
grjhm935@yahoo.co.jp
相変わらず、誤字脱字はじめ稚拙な文と絵ですが。
一仕事終わって気が抜けたのか、ノドが痛くカゼの症状です。
明日は、老人ホームで民話発表会なのに困ったものです。
今夜は風呂に入ってカゼ薬を飲んで早めに寝ることにします。

10月17日(金)晴れ
「江戸しぐさ」初めて聴きました。すばらしい。
秋晴れです。
外に出ると風がありません。
台風18号、19号で吹き疲れでしょう。
休止しています。
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午後から地域社会教育振興大会がありました。
記念公演は落語家、三遊亭金太郎さん。
演題は「子育ては地域の絆で」。
○学校と家庭は車の両輪、地域は道路。
○地域、学校は鳥籠、家庭は止まり木。
○子どもに決まり、四季の旬を教える。
・子どもはオタマジャクシ。:オタマジャクシ時代に手や足を切ってもトカゲのしっぽと同様また生 え替わる。
○江戸しぐさ(地域で子どもを育てる)
・傘かしげ・・・雨の日に互いの傘を外側に傾け、ぬれないようにすれ違うこと。
・肩引き・・・道を歩いて、人とすれ違うとき左肩を路肩に寄せて歩くこと。
・こぶし腰浮かせ・・・ 乗合船などで後から来る人のためにこぶし一つ分腰を浮かせて席を作るこ と。乗り物が混んでいるとき、こぶしをつけて(もしくはこぶし1つぶん)後から来る人のために スペースを空けるというしぐさ。
「江戸しぐさ」という言葉初めて聴きました。
「江戸しぐさ」とは江戸庶民のマナーとも言うべきもの。
感動し、「江戸しぐさ」調べてみました。
他にもこんなものがありました。
・時泥棒・・・断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで相手の時間を奪うのは重い罪(十両の罪)にあたる。
・うかつあやまり・・・たとえば相手に自分の足が踏まれたときに、「すみません、こちらがうかつでした」と自分が謝ることで、その場の雰囲気をよく保つこと。
・七三の道・・・道の真ん中を歩くのではなく、自分が歩くのは道の3割にして、残りの7割は緊急時などに備え他の人のためにあけておくこと。
・逆らいしぐさ・・・「しかし」「でも」と文句を並べ立てて逆らうことをしない。年長者からの配慮ある言葉に従うことが、人間の成長にもつながる。
・喫煙しぐさ・・・野暮な「喫煙禁止」などと張り紙がなくとも、非喫煙者が同席する場では喫煙をしない。
啖呵を切って罵声を浴びせるのが江戸っ子と思いきや、これが本当の江戸っ子なんですねえー。
久々に落語、(『子別れ』)も聴きました。
おもしろかったあー。

10月8日(水)晴れ
夷隅民話の会発行「夷隅妖怪伝説」が新聞掲載されました

朝から嬉しい悲鳴です。
と言うのは、過日発行した「夷隅妖怪伝説」が朝日新聞地方版に掲載されました。
定年おっさんの顔写真入りです。
「注文ご希望の方は電話○○へ」と電話番号を載せました。
6時45分、朝の体操から帰って来たら「注文が来たよ」と言うではありませんか。
その後、8時を過ぎると電話、電話・・・。(少し大げさかな)
相手の住所を聞き、メモって、封筒に入れて、住所を書いて・・・のくり返し。
午後6時過ぎに、やっと落ち着きました。
新聞掲載、注文、これまで何回か経験しました。
こんなに注文をいただいたのは初めてです。
おかげで完売しました。
活字離れと思いきや?
それとも「民話ブーム」「妖怪ブーム」なのかもしれません。
散歩も畑もできず、電話、電話の1日でした。
ほんとうに嬉しいことです。
ご購入くださった皆さんありがとうございました。
厚く御礼申し上げます。
次の冊子作りに燃えています。

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