じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

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         5月28日(月)晴れ
        47階レストランで食事をしましたイメージ 1
団体貸し切りバスで浦安市に行きました。
遊びではなく、仕事です。
バスの座席から眺める景色は久々です。
日頃見ている風景も、新鮮に感じます。
苗がすっかり伸びた田んぼに初夏を感じます。
道脇の土手には白い花が、今を盛りに咲き誇っています。
花の名前にうといですが、おそらく卯の花でしょう。
♪ 卯の花の匂う 垣根に
  時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
  忍び音もらす 夏は来ぬ
でも待てよ、ホトトギスの声をまだ今年は聴いていません。
緑の山や田んぼや野を見ながらバスは進みます。
やがて、山や田んぼがの緑が少なくなって、都会の景色です。
 
昼食は幕張のAホテルの47階レストラン。
バイキング(今はビュッフェというのですか?)でした。
食事よりも47階から眺める景色が新鮮でした。
マリーン球場、こんなに近くで見るのは初めて。
千葉県に住んでいながらマリーン球場行ったことありません。
「ほんと海がすぐそばなんですね」
「これじゃ、風が強いはずですねー。野手泣かせの球場ってこれなんですね」
「マリーン球場名物の海の風ですね・・・」
イメージ 2
高い所から眺める景色に、ついついはしゃぎました。
「お酒を飲みながらの夜景は、もっと感動的ですよ」
と説明してもらいました。
夜景を眺める機会はなくなっています。
9時、10時に就寝し、朝4時、5時に起きる生活がすっかり定着しました。
すっかり健康的な朝方人間になりました。

                  4月28日(日)晴れ
        新緑を求めて、大多喜へ小さなハイキング
今日も「ソラミズ(空見ず)」の天気です。イメージ 1
こんなソラミズの天気に家にいるのはモッタイナイ。
世間は連休2日目で、行楽地はにぎわっているようです。
人の集まる行楽地は苦手。
夷隅地方は自然がいっぱい。
近くて自然がいっぱいの大多喜町三条の「大塚山(おおつかやま)」へ。
大塚山には何度か登っています。
ハイキングに最適な山です。
車で30分、大塚山のふもと三条地区に到着。
途中に車を置いて、山の入口まで10分ほど歩きます。
登山口には「大塚山ハイキング頂上まで1.0km」の案内板。
案内板の隣には「万葉ロード」と書かれた看板。
葉桜が両脇から道を覆って、葉からは緑の木漏れ日が滴り落ちています。
マイナスイオンがいっぱいあふれています。
道の左右に万葉集の歌の書かれた案内板。
漢字にルビがつけられ、読むことはできるが、どこで区切って読むかもわかりません。
そして、意味もわかりません。イメージ 2
山部赤人、柿本人麻呂、大伴旅人、山上憶良・・・遠い昔に学習した、懐かしい人名が出てきます。
知っていた歌は一首のみでした。
銀(しろがね)も 金(こがね)も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも(山上憶良)
たくさんの看板がありました。
いつか40首ほどあると聞いたような気がします。
わからないなりに、一首一首立ち止まって読んでいきました。
15分くらいで頂上に着きますが、わからないなりに、一首一首立ち止まって読んでいきました。
おかげでタップリ時間がかかりました。
頂上近くに人影。
「こんにちは。草刈りですかたいへんですね」
「こんにちは。ここに芙蓉(ふよう)の木が植えてあるんですよイメージ 3。それで周りの草を刈っているんですよ。・・・この木は紅葉です。ずっと、下まで続いています。そして桜もあるんですよ、もう少し早ければ桜がきれいなんですよ。桜の大木があの杉林の向こうにあるんですよ・・・。この道を行って・・・案内しますよ・・・」
「いや、お仕事続けてください」
「いいんだ、いいんだ。先日も東京の人が見えて案内したんだ」
「いや、私は地元御宿ですのでわかります。何度も来ていますので」
「御宿ですか・・・私の息子が御宿でお世話になっているよ」
「御宿のどちらで・・・」
「あれ旅館、何と言ったっけ・・・」
私の前に立って歩き出してくださった。
「・・・この道は昔は西畑と勝浦を結ぶ街道だったんだよ・・・勝浦からの魚の干物もこの道を通ったんだ」
尾根に沿って続く杉林の道を進み、巨木の桜。
「片側が谷でね、根が張れなくてね・・・。倒れるのが心配なんですよ。来年の桜の季節には見にきてくださいよ」
 
今年84歳。
急な山道を頂上に向かって進まれる。
「足腰強いんですね」
「健康だ。毎日、山に来ることが健康につながるだよ」
「昔、東京に行ったときに医者にいわれたんだ。寒いときは何していると。私はコタツに入っています、と言ったら、しかられてね。寒いときは山に行きなさいと。・・・山は健康になるものがいっぱいあるそうなんです。いろいろ説明してくださったが、とにかく山にいると健康にいいそうですよ。健康なのはこうして毎日山にきているからだろう・・・」
山の効用をせつめいしてくださりながら頂上へ。
 
素晴らしいながめ。
「ここから富士山が見えるんですよ」
「こっち側には太平洋が見えるんですよ」
「ここにはツツジをうえたんですよ。昨年はきれいに咲いてここで花見をしたんですよ。しかし今年は見てください。このように花が少ないんですよ」
「・・・ここに大勢観光客がくることを願って、階段付けたり木の根っこ掘ったり、植樹したり・・・ボランティアでやっているんですよ」
大塚山公園として整備を進めているとおっしゃる。

途中2人連れとすれちがっただけ、こんな素晴らしい所があるのに客が少ないのはもったいない。
1時間の予定であったが、親切な案内人のおかげで2時間、ここで費やしました。
楽しい時間でした。
 
その後、西畑駅へ。
どうした、この人人・・・。
鉄道マニアが機関車を撮っています。
夷隅鉄道と小湊鐵道との接続地点なので、両方の列車を撮れるというので、人気スポットらしい。
 
その後、養老渓谷へ。
ここは観光客がいっぱい。
展望台から「粟又の滝」を写真におさめ、養老渓谷の駅へ。
この駅は今はやりの「足湯」もあり、大勢の観光客でにぎわっていました。
何処に行っても新緑が美しく、感激の間を過ごすことができました。
秋の紅葉も良いけど、この新緑の季節が一番好きです。
新緑写真を載せようとしたら、メガ数が大きすぎて2枚までしか掲載できません。
美しい写真を撮ろうと一眼レフカメラをもって行って画素数を少なくするのを忘れたのが原因のようです。
撮ってしまった写真のMBを減らす方法教えてください。
 
 
 
 
 
 

      4月23日(火)晴れ
      山笑う季節です
用事ができて、大多喜町へ。イメージ 1
いつもと違って、山道を通りました。
山道のいたるところで、新緑が輝きながら風に揺れています。
「山笑う」というのはこの季節なんでしょう。
房総の山々は大笑いしています。
「今日もまた歩いて笑って腹八分」(輝け健康県ちば宣言作品コンクールで県知事賞をもらった私の川柳)です。
私も「笑いは健康」の実践と思い、わけもなく声を出して笑いました。
新緑の美しさが、目に、心にしみて、嬉しくてうれしくてしかたありません。
もし誰か見ている人がいたら、きっと「おかしな奴」と思われたことでしょう。
幸い平日の山道、すれちがう車もほとんどありません。
 
峠から、田んぼ、遠くに山、山の麓に集落が見えてきました。
理想郷、桃源郷・・・と形容したくなるのどかな光景です。
北朝鮮のミサイル問題も、ボストンマラソン爆破テロも、福島の放射能問題も、中国の大地震も嘘のように思われます。
どれも同じ地球上での出来事です。
地震は天災などで避けることができません。
でも、他は人災です、人の仕業です。
避けようと思えば解決できることです。
人間って本当に愚かですね。
・・・・・・こんな「山笑う」光景が永久につづいて欲しいものです。
イメージ 2
小さな峠を過ぎると、萌黄色の大木と鯉のぼりが見えてきました。
また車を止めて、カメラのシャッターを切りました。
 
夷隅川の渓谷と新緑のバランスが美しい。
イメージ 3
また車を止めてカメラを構えます。
こんなことを繰り返しながら目的地へ到着。
外に出るのが本当に楽しい季節です。
 
 

            2月11日(月)晴れ
         ロドリゴ駅伝がありました
イメージ 2町の広報無線で「夷隅郡市一周駅伝(ロドリゴ駅伝)」が行われるとの放送がありました。
主催は夷隅体育協会。
大多喜町がスタートでゴールが御宿町。
ずいぶん長くつづいている大会です。
夷隅地方の年中行事の一つになっています。
これも、夷隅地方の歳時記、今日のブログに載せようと見に行きました。
御宿公民館ゴールが10時35分ころからと、言っていました。
カメラを片手に出かけました。
中学校に勤務していた時は、毎年、生徒引率で見物していました。
それ以来、見ていません。
何十年ぶりかです。
 
大会名の「ロドリゴ駅伝」には次のような由来があります。
1609年(慶長14)に御宿沖でフィリッピンからメキシコイメージ 1に向かうスペイン船が難破し、乗組員376人のうち317人が地元漁民に助けられました。
当時の日本は鎖国政策。
御宿を管轄する大多喜城では異国人をどうするか大議論になりました。
城主本多忠朝は食糧や衣類を与えあたたくもてなしました。
御宿に37日間滞在し、帰国の途につくため、ここ御宿から大多喜まで行きました。
このときの船サン・フランシスコ号に同乗していたのがフィリッピンの総監、ドン・ロドリゴでした。
御宿から大多喜城のある大多喜まで行ったのでロドリゴ駅伝と命名されたそうです。
人間愛に満ちた歴史的事がらを大会の名前にするなんて、素敵です。
ちなみにロドリゴ一行は大多喜から江戸に出て徳川秀忠に会い、さらに駿府城の徳川家康に謁見してしました。
そして翌年1610年浦賀からメキシコに向かいました。イメージ 3
 
私もこの駅伝に出場したことがあります。
当時はスタートが御宿町でゴールが大多喜町でした
一般の部、御宿町代表として出場しました。
そして、何と区間賞をもらったことがあります。
いつ頃だったかと、部屋の本棚の小さな楯を見ました。
昭和52年と刻まれていました。
35年前、27歳の時です。
仕事を終えメンバーと夜道を走った記憶がよみがえってきました。
人間の体力は確実に衰えることをまた確認しました。
 

      11月29日(木)くもりイメージ 1
   「温泉」と「読書」と「雪景色」とチョッピリ「お酒」
11月26日から28日まで「ブラリひとり旅」に行ってきました。
「そうだ旅に行こう」と思うといつでも気軽に行けるのが退職の身の特権。
雪景色が見たくなり、ふるさと奥会津に行ってきました。
電車とバスを乗り継いでの気ままな旅です。
浅草から東武鉄道の旅です。イメージ 2
紅葉は今市あたりが美しい。
鬼怒川温泉駅付近はすでに最盛期が過ぎていました。
それでも温泉目当てでしょう、鬼怒川温泉で下車する客は多い。
私は会津高原駅で下車し尾瀬檜枝岐行きバスに。
中山峠を越えて会津に入ると雪がチラホラ。
雪景色が美しく、新鮮だ。
こんな景色を目の当たりにするのは何年ぶりだろう。
バスの車窓からボンヤリと眺める。
 
イメージ 3
 
夕食の前に温泉。
温泉に入ってビール・日本酒。
そしてソバ・山菜・キノコ料理。
そしてまた、温泉。
風呂からあがって横になって読書。
NHK大河ドラマ「平家物語」がおもしろい。
興味がつきないので、「教えてあげる平清盛」角川ソフィア文庫、という気軽な本を読む。イメージ 4
難しい人物関係が良くとまではいかないが、なるほどなるほどと、テレビドラマの人物を思い出しながら読書三昧。
・・・読書に飽きると、また風呂。
朝は6時に起床して朝風呂。
雪降る中をカメラを持ってブラブラ・・・。
こんな「温泉」と「読書」と「雪景色」とチョッピリ「お酒」。
身も心も癒された贅沢な2泊3日でした。
 

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