じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

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原節子主演「東京物語」を観ました
11月28日(土)晴れ

6時40分起床。
ラジオ体操さぼりました。
西の澄んだ空に大きなお月様です。
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「原節子さん死去95歳 伝説の女優。戦前から戦後にかけて銀幕のトップスターとして活躍し、42歳の若さで突然引退した後は、伝説の女優といわれた」と、テレビや新聞で報道されています。
原節子さん、名前は何度も聞いていました。
「東京物語」「晩春」「麦秋」など小津安二郎監督の作品に出演されたという事も聞いていました。
でも、一度も作品は観たことありません。
今日のテレビ番組みると、NHKBS「プレミアムシネマ」に「東京物語」。
こりゃ観なくては?
不思議な映画でした。
ワクワクとかドキドキといった要素がありません。
アメリカ映画やドラマ的なものとは違っていました。
涙なしでは観られない感動映画でも、スーパーマン的な人や高潔な人も出てきません。
ありふれた日常を描いただけなのに、心に残りました。
上京した年老いた両親とその家族たちの姿を通して、家族の絆、夫婦と子供、老いと死、人間の一生・・・を淡々と描いた作品です。
歳のせいでしょうか、老夫婦、現役で働く夫婦、孫の言葉がどれも心に響きました。
どの世代も経験してきたから、心に響くのでしょうか。
老夫婦、まさに自分の年齢です。
そして、これから歩む過程です。
自分と重ねながら観ました。
寂しい映画でした。
観終わって海岸に散歩に行きました。
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8月15日(土)晴れ
『日本の一番ながい日』(昭和42年制作)を見ましたイメージ 1
終戦記念日です。
戦後70周年ということもあって、テレビ・新聞は特番を組んで報道しています。
午後1時30分から4時までBSシネマで『日本の一番ながい日』(昭和42年制作)を見ました。歴史の教科書や本で断片的に得ていた知識が少しつながりました。
ポツダム宣言、
御前会議、
玉音放送
は教科書や本で断片的に知っていました。
・陸軍青年将校のクーデタ(宮城事件)
・厚木302航空隊の司令小薗海軍大佐が徹底抗戦を部下に命令
・東京警備軍横浜警備隊長佐々木大尉iは一個大隊を動かして首相や重臣を襲って降伏を阻止しようと計画
・8月15日午前零時、房総沖の敵機動部隊に攻撃
など、初めて知りました。
和平をすすめる上司を「生き恥さらし」「卑怯者」と呼び、天皇に戦争終結を撤回させるべく、クーデターを計画する青年将校。
一億総玉砕を主張する幹部。
みんなそれぞれの立場で信念を貫こうとする姿。
戦争を止めようとする人達を殺害までするようになると狂気です。
周りの情報を受け入れず信念を貫く人間は狂気です。
「狂気と信念」の土台は同じものかも。
『日本のいちばん長い日』新しい映画が今年2015年制作されたようです。
これは見たいです。

            3月5日(水)曇りのち雨
            映画「ナバロンの要塞」をBSで見ました
昼近くから雨になってきました。
 
何気なくテレビをかけたらNHK・BSで見たことのある映画をやっていました。
『ナバロンの要塞』です。
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高校生の時に見ました。
難攻不落のナバロンの要塞を爆破するために不可能とも思える作戦を立て、実行する6人の男達の冒険物語です。
高校生の時に強烈に残ったのは、嵐の海を船は進み、ナバロン島に上陸する場面でした。
岩の間をやっと抜けて、全員が降りた瞬間、大波が襲われ、船が砕けるシーン。
断崖絶壁をマロリー(グレゴリー・ペック)がザイルで登るシーン。
そして、ナバロン要塞の爆破シーンがすごく心に残っていました。
「アカデミー特殊撮影効果賞受賞作品」だったことは、後に知りました。
製作されたのは1950年代なのにすごい迫力。
今日もワクワクしながら見ました。
そして、今回は極限状態での登場人物のセリフ一つ一つが印象に残りました。
 
グレゴリー・ペックが「ローマの休日」の新聞記者とダブってしかたありませんでした。
ということは「ローマの休日」って、やはり名作なんですねえ。
 
それにしても映画館、もう何年行っていません。
大きなスクリーンで迫力ある音声の映画が見たいよー。
 

 

           9月7日(土)晴れ
         「この世は生きるに値する」宮崎駿監督引退会見
 朝日新聞の一面に「僕の長編アニメの時代は終わった」という見出しで満面の笑みを浮かべている宮崎駿さんの会見写真が載っていました。
社会面は全面を割いて掲載されていました。
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見出しは「この世は生きるに値する」。
児童文学に影響を受けてアニメの世界に進んだ。
子供たちに伝えたかったのは「この世は生きるに値するという思い。それは今でも変わらない」と述べた。
昨日、町の放課後子ども教室がありました。
「先生、ジブリなくなるんだよなー」
「どして、そんなこと知っているの?」
「テレビでやっていたもん」
子どもが残念そうに言います。
「ジブリ作品好きか?」
「うん、『風立ちぬ』見てきたよ」
「だれと行ったの?」
「うちの人と・・・ジブリなくなっちゃうの?」
「・・・ジブリはなくならないよ。ミヤザキハヤオ監督がやめるんだ。・・・ジブリはなくならないよ」
「・・・そうなの。よかった・・・」
子どもたちも、連日のニュース見ているようです。
スタジオジブリや日本のアニメ界に、何か大きな変動が起きていることを察知しています。
子どもから大人まで、日本全国民に影響を与えた偉大な人です。
「与えた」のではなく「与えている」、進行形ですね。
「あと10年は仕事をしたいと考えています」とおっしゃています。
次の仕事が楽しみです。
監督は72歳。
「・・・集中力が減った。加齢によって発生する問題はどうしようもない」
そうなるんですね人間だれも。
「この世は生きるに値する」いいことばですね。
 

       9月2日(月)晴れ
      終戦日 六たす九と 記憶せり (平塚市 原道雄)
夏休みが終わったというのに、暑いです。
お昼頃、風が止んで蒸し暑く感じました。
やはり、風がなければ暑い。
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昼はファミレス、ガストで食べました。
ガストが好きな理由は読売新聞を自由に見ることができるからです。
読売俳壇に次の作品が載っていました。
終戦日 六たす九と 記憶せり (平塚市 原道雄)
<評>六日は広島、九日は長崎の原爆忌。足すと十五日の終戦日になることに初めて気がついた。最近は終戦日を知らない若者がいると聞く。
初めて気がつき、新鮮でした。
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この夏、ジブリ宮崎駿監督の「風立ちぬ」、妹尾河童の自伝的小説「少年H」など、戦争(平和)をテーマとした映画が上映されています。
観たいと思いながらも、まだ観ていません。
読売新聞の第1面に「米大統領シリア攻撃決断」と「宮崎駿監督が引退」の記事が載っていました。
政治は難しいですが、「攻撃決断」ということは建物が破壊され人間が殺されるということです。
オバマ大統領に「風立ちぬ」や「少年H」を観てもらいたいと思えてなりません。
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