じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

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       5月7日(月)晴れ      
         原発は賛成・反対?イメージ 1
5月5日北海道電力泊原原発が定期検査のため発電を止めた。
これで国内原発50基すべての発電が停止したという。
原発稼働の賛否が日本中で論じられている。
私の周りも賛否両論渦巻いている。
賛成派は「そんなキレイゴト言うな。企業は困っているんだぞ。日本の産業を興し先進国として生きていくには発電だ。それには原発も容認しなければ・・・」という。
反対派は「福島の惨事を見てみろ。家族バラバラ、故郷はなくなる。それに安全だと言うけれど国の言うことなんかもう信用できない。また事故が起これば想定外と言うのか。今度起きたら日本は全滅だぞ・・・」という。
私は稼働反対派。
なぜって、「命あって、安全あっての暮らし」と思うから。
「人間が近づいてはならない神の領域」というのがあるのではないだろうか。
こう言うと、こんな反論が来る。
「車も飛行機も宇宙開発も最初は危険が伴った。危険を恐れず研究した成果が今日だ・・・。それが科学の進歩だ」
「車も飛行機も宇宙開発も当事者の問題。原発は希望しない人々、万人に影響を与える。車や飛行機の問題とは異なるぞ・・・」
・・・議論はつきない。でも楽しい。
石垣りんさんの『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』を思い出した。
 ・・・・     (略)
鍋とお釜と 燃える火と
それらなつかしい器物の前で
お芋や 肉を料理するように
深い思いをこめて
政治や経済や文学も勉強しよう
それはおごりや栄達のためでなく
全部が
人間のために供せられるように
全部が愛情の対象あって励むように
  
議論したってどうなることでもないことはよくわかる。
何気ない日々の暮らしの中で「政治」を考え、議論する。
「愛情の対象」のために。
 
 
 
 
 

          4月23日(月)雨
         命あっての暮らしです
 
今日も朝から小雨が降ったりやんだりの繰り返し。
「晴耕雨読」の「雨読」の日だ。イメージ 1
最近、腰が痛いので休耕の日を神様がつくってくださった。
新聞を読み、テレビを見る。
今の関心ニュースは「関西電力大飯原発の再稼働判断」だ。
福島原発であれほど大きな被害を受け、日本中だれもが原発稼働は反対かと思っていたらそうでなかった。
・福島の事故でふる里を離れ生活している人。
・放射能におびえ外で遊べない子ども。
・放射能に汚染された農作物、家畜は食べられない。
・生産した米や野菜に放射能を含んで生産、集荷できない。
・福島の近海では漁業もできない。
福島だけではない。福島から遠く離れたわが千葉県も影響が出ている。イメージ 2
・木更津や市原のタケノコには基準以上放射能がふくまれ、出荷停止だという。
 
もう一つ原発事故が起きたら日本には住めなくなるだろう。
それなのに、政府は本当に「再稼働をしよう」としているのか?
再稼働へ踏み切った理由はこうだ。
「この1年間積み重ねた対策や知見を踏まえた判断基準がいずれも満たされている」というものだ。
判断基準が満たされている?何が根拠?想定外はだめです。
 
政府は本気でそう思っているのだろうか。
不思議でたまらない。

・電力会社に勤めている人は働き場所がなくなる。イメージ 3
・夏の電力需給ができなくなる。
・電気料を値上げしなければならない。
・企業の生産力が落ちる。
などなど電力不足で生じる問題もあろう。
 
電力が不足するなら全国民で節電に協力しようじゃないか。
昨年の夏のように使用制限区域を設けてもいい。    
「電力供給範囲内で生活すること」を考えようじゃないか。
だから、原発の再稼働は止めようじゃないか。
野田内閣の支持率は3割を切って29パーセント。不支持も8ポイント上昇し62パーセントになったという。
「命あっての暮らし」「安全あっての生活」だもの、支持率低下は当然だ。
でも38パーセントは?
 
 

 

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