じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

タグ:社会教育

1月12日(月)成人の日 快晴
至誠にして動かざる者は未だ之れ有らざる也
九十九里浜のC村に用事。
「快晴」、「九十九里サイクリングロード」、条件成立。
折りたたみ自転車をトランクに入れて出発。
I海岸に車を止めて自転車に乗り換えます。
自転車の組み立ても早くなりました。
組み立てに5分もかかりません。
冷たい北風。
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結構強く吹き、時々、砂が飛びます。
サングラスを忘れました。
目を細め、下を向いて自転車をこぎます。
向かい風、キツイです。
I海岸を北上し、一宮川に。
「かもめ橋」に出ます。
橋の欄干には名前の通りカモメのオブジェが並んでいます。
白いカモメが青い空と川をバックに飛んでいます。
橋を渡って、右手に一宮川を見ながら河口に向かって進みます。
青い空、碧の川、白い鳥。
そう、杜甫の「絶句」の世界です。
遠い昔に学習した漢詩が浮かんできます。
    絶句    杜甫
江碧鳥愈白(こう みどりにして とりいよいよしろく)
山青花欲然(やま あおくして はなもえんとほっす)
今春看又過(こんしゅん みすみすまたすぐ)
何日是帰年(いずれのひか これきねんならん)
高校時代のN先生の漢文の授業が浮かんできました。
一クラス45名位在籍、ギュウギュウ詰めの教室。
漢文の教科書で、最初に出てきた教材だったように思います。
とても新鮮でした。
この杜甫の絶句をパックって、自分の心境に置き換えてみます。
       尽至誠(じんしせい;しせいをつくす)     定年おっさん
川碧鳥愈白(かわ みどりにして とりいよいよしろく)
空青心欲然(そら あおくして こころもえんとほっす)
正月看又過(しょうがsつ みすみすまたすぐ)
今年尽至誠(ことし しせいをつくす)
江を川、山を空、花を心、今春を正月に置き換えて、景色を表現しました。
何日是帰年を今年尽至誠に置き換え、心境を表現しました。
どこかで聞いたことあるって?
そう、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の中の吉田松陰のことばです。
至誠而不動者未之有也 (至誠にして動かざる者は未だ之れ有らざる也)
不誠未有能動者也    (誠ならずして未だよく動かす者は有らざる也)
「誠意を尽くして事にあたれば、どのようなものでも必ず動かすことができる。逆に不誠実な態度で事にあたれば、何ものをも動かすことは決してできない」
という意味だそうです。
「誠意」「誠」がいかに大切かを説いています。
今回の大河ドラマで初めて知りました。
心に染み入る言葉です。
今年の座右の銘として常に心に置いて生活していきたいと思います。
すぐ、感化される定年おっさんです。
 

12月12日(金)曇り
放課後子ども教室でした
朝方、少しゴホンゴホンしましたが、カゼが治ったようです。
体調も昨日に比べ、良くなりました。
カレンダーを見たら、3時30分から「放課後子ども教室」が入っていました。
準備していません。
12月は、以前から「あとかくしの雪」の民話をやろうと思っていましたので題材は決定。
絵を入れてB5判4枚に収めなければなりません。
慌ててパソコンに向かって朝から資料作りです。
でも不思議と苦痛ではありません。
緊急の課題に取り組む、久々です。
いつも時間がたっぷりあるので、緊迫感や緊張感を感じません。
時間に追われながらの作業です。
午前8時から11時30分に出来上がり。
「ま、いいか、時間がない」、といつものいい加減な自分が出てきます。
急いで公民館に行って印刷。
文とぬり絵は出来上がり。
ここまでできれば、何とかなるだろう。
ホッとした気分で昼食。
午後はぬりえ絵に色をぬって紙芝居作りです。
子どもたちは敏感だ。
私の手抜きというか、気付かないないところを指摘します。
「大根汁には湯気をつけよう。そうの方が温かそう」
「夕日の方が雰囲気がでるよ・・・」と。
カゼが治って、今夜は風呂に入れそうです。
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          5月21日(水)雨
              「いま一人前の条件」?
「このたびはスタップ細胞に関する論文の作成に関し、私の不勉強不注意、未熟さゆえに論文にたくさんの偽意が生じてしまい・・・(略)・・・また多くの皆様に多大なご迷惑をおかけしてしまったことを、心よりお詫び申し上げます」
理化学研究所の小保方晴子さんの会見が話題になりました。会見の際の「未熟さ」という言葉を受けてでしょう、今朝の新聞には「いま一人前の条件」という記事が載っていました。
3人の意見が掲載されていました。
1,東京大学教授(沖 大幹さん)
①できるだけ殻に閉じこもらないよう、海外の講演を引き受ける。
②大学外の組織に関わる機会を意識的につくる。
③研究室には異なる分野の出身者を巻き込む。
④講義は学生から学ぶ姿勢を心がける。
2,日本すし学院校長(中島正人さん)
①伝統的な鮨職人の技術を身につける。
 ・技術を分析し、数値化したうえで、標準化、可視化しだれもがある程度握れるようなマニュアルを作る。
②管理力や統率力なども含めた人間としての総合力が必要。
③コミュニケーション力を重視する。
④一人前で満足しないで、さらに極めていけば一部の人しか到達できない「一流」の領域がある。
3,ノンフィクション作家(高野秀幸さん)
①現在の日本は多様なライフスタイルが認められ、単純に一人前とはこういう人といえなくなっている。
②社会の規範にとらわれず、気ままに旅を続ける「フーテンの寅さん」が急増している日本社会。
③規範がない社会では自分で規範を作らなければならない。
(日本人は自分で自分の価値観を作ることが苦手)
④一度自由になると、なかなか過去の価値観に戻れない。
(「一人前とはこうだ」とというモデルを強要しない社会は「自由はつらい」ともいえる)
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表現、内容、とらえ方3人3様でおもしろかったです。
勝手に解釈し箇条書きしたので、誤って解釈しているかもしれませんのでご了承ください。
「一人前の条件」?  
現職の時は「一人前」なんて、考えたこともありませんでした。
「自分が一人前でない」と思うのが嫌だったんでしょうね。
還暦を過ぎ退職したので、無責任だからおもしろく感じるのかもしれません。
 

           2月5日(水)晴れ
           橋本五郎氏講演会「 一生懸命仕事をしなさい、他人の長所をみなさい」
朝、久々に冷え込みました。
寒いはずです、雪が積もっていました。
今季3回目の雪です。
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10時頃には消えました。
しかし風は冷たく、歩いても走ってもなかなか温かくならない寒い日でした。
今週は今日のような寒い日が続くようです。
春はもうしばらくお預けです。
午後3時から町公民館で読売新聞の橋本五郎氏の講演会がありました。
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スゴイ、スゴイ、やはり話が上手いです。
そして一生懸命さが聴衆を惹きつけます。
演題が「どうなる日本の政治」でしたので、政治の難しい話と思いきや、実に平易なわかりやすい話でした。
・政治は心
・心は生まれ育ったふる里に根ざす。
 「東京は今日も晴れて布団が外に乾せる。しかしふる里秋田県は吹雪。月3万の灯油代。不便な交通。」田中 首相、大平首相は地方出身。
・母の生きる姿が影響:母の教え
 第一に何事にも手を抜くことなく、全力で当たれ、
 第二には、仕事に慣れてくると生意気になる、傲慢になってはいけない、常に謙虚であれ、
 第三は、どんな人でも嫌いになることはない。その人に自分より優れているところを見つければ、嫌いにならないものだ、
こうして書くと感動が無いが、涙をふきながら聴いている人が多くいました。
私もその一人でした。
 

    8月28日(水)晴れ
    「女偏のつく漢字」、おもしろい

今日も爽やかな朝でした。
朝の散歩が気持ちいいです。
 
「お願いしますね」
・・・やや時間をおいて・・・。
「・・・はい・・・?何でしたっけ」
「先日お願いした・・・」
「・・・は?・・・ああ、すみません。忘れていました」
思い出しました。
過日、1週間ほど前に頼まれたことを。
こんな依頼でした。
「女偏の漢字はおもしろいですね・・・女が家に入ると『嫁』になり、古くなると『姑』になる。こんな女偏の漢字と成り立ちを調べてください」
すっかり忘れていました。
催促されなければ、約束を違えるところでした。
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忘れることが多くなりました。
これも歳のせいなのでしょうか。
これといって重要な仕事も、忙しいわけでもないのに、なぜすぐ忘れてしまうのでしょうか。
痴呆症が始まっているのでしょうか。
それとも、重要な仕事も忙しさがなくなっているから、緊張感がなくなっているのでしょうか。
 
女偏の漢字ずいぶんありました。
少し紹介します。
婚:昏は、夕暮れをさし、結婚が夕暮れに行われたため出来たとされています。
姻:女の因るべきところ。すなわち嫁ぎ先の意。
嫁:昔の結婚は、家と家の結びつきでした。
姫:生れたところが、家臣の身分ならば「姫」とよばれる。
娘:「娘十八番茶も出花」といわれるところが、女性にとってもっとも「良」き時代なのか。
婦:女と帚(ほうき)の組み合わせ。女は帚で掃除をし、男は田んぼで力しごと。
嬶:夫婦も、何年かたち亭主の鼻につくようになると、嬶(かかあ)と呼ばれるようになる。
 
「母は女偏がどうしてつかないんでしょうか?」
こんな質問もいただいた。
特別意識したことなかったけど、小学生の漢字辞典に載っていました。
母には女が入っていました。
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