じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

タグ:野球

      5月6日(月)晴れ
     コンプレックスを持った情けないタイプだから      
昨日5月5日は、長嶋茂雄さんと松井秀喜さんの国民栄誉賞受賞がテレビで何度となく放映されていました。
今朝の新聞もこの話題でいっぱい。
スポーツはもちろん、社会面も。
千葉版も長嶋さんが千葉県出身なので、大きく取りあげられていました。
本当におめでとうございます。
こんな国民栄誉賞より、もっと引かれた記事がありました。
中村紀洋選手の2000本安打達成の記事です。
イメージ 1「・・・順風満帆な野球人生ではない。・・・大リーガーに挑戦しイメージ 2たが
、5安打に終わった。・・2度首を宣告された。浪人生活中は自宅の近くのバッテングセンターで練習したこともある。・・・再びグランドに立てたときの喜びを忘れない!『今日しか娘たちがこれないから必死でした』・・・」
日米延べ6球団を渡り歩いた波乱に満ちた野球人生。
テレビにも映し出された。
「いろいろあったんですけども、ここに来られているドラゴンズファンの皆さん、本当にありがとうございました。並びに横浜DeNAベイスターズのファンの皆さん、ありがとうございます。これからも必死に頑張ります。よろしくお願いします」
と、目も潤ませ、帽子を取って頭を下げる姿が心に残りました。
 
高校時代は甲子園・プロではオリンピックにも出場するほど、才能に恵まれ選手にはちがいありません。
年俸、何億ものプレーヤーです。
夢を求めて大リーガーへ。
でも、思うような結果を残せず帰国し、日本球団へ。
しかし、ケガの連続。
手術もしました。
自由契約となったが、どの球団からも声がかからず、
中日ドラゴンズのテスト生として挑戦し入団が決定。
その時の年収、いくらだと思いますか。
何と、年俸400万円です。
月給ではありません、年俸です。
かつて億の年収の人が400万円。
でも、野球を続ける情熱に脱帽です。
そんなわけで、中村選手の記事に心引かれ、拍手を贈りました。
 
さらに「朝日 歌壇 俳壇」を見ると「・・・人物も天才ではなく、苦労人で、少し道を外れていて、コンプレックスがあり、情けないようなタイプが好きだった。俳句も芭蕉や蕪村といった有名俳人は素晴らしいとは思っても、どこか優等生な感じがして知識以上には入り込めなかった。・・・」というコラム。
何だか共感でききます。
心が引き締まります。
「挫折しても、あきらめず努力してはい上がる人間」
「優等生ではなく、コンプレックスをもった情け無いタイプの人間でも、希望をもって生きる」
 
 
 

       11月21日(水)晴れ
      「努力ではない、運」。仕事人はどこまでも謙虚イメージ 2
昨日(20日)の夕刊に金本知憲選手のことが掲載されていました。
プロ野球選手引退はサラリーマンなら退職です。
私も退職して2年目、引退(退職)間もない身です。
自分の退職と重ねながら読みました。
 
○野球から離れた生活になれましたか?
・プレッシャーとかはないので楽ですね。
同感ですね。
プレッシャーがないことは、実に心身にとって健康です。
お陰で太って仕方ありません。
○引退会見で一番印象的だったのが「もっとバットを振っておけば良かった」という言葉でした。
・人よりは振っていたかもしれないけれど、まだまだ振れたはず。甘えてしまったとか、さぼってしまったとかがあったので。
ええー、甘えてしまった?さぼってしまった?ですって。
やっぱり、ここが天才と凡人の違いですね。
私なら頑張った自分をほめてあげたいなんて、言うのに。
どこまで自分に厳しい人なんでしょう。
○やはり、悔いがありますか。
・悔いも、未練もある。でも、悔いなし、未練なしで辞める人って、あんまりいないんじゃない。

あれだけ大きな仕事をしたのに、悔いも未練もあるんですか。
ケガをしてまでプレーされたのに。
本来ケガは休息時なのに、出場。
それって、余分な仕事じゃないですか。
十二分過ぎるくらいプレーされただろうに。
どこまでもチャレンジ精神旺盛な人です。
○数々の記録をどうして達成できたんですか。
・運でしょう
○努力ではない?
・みんなが言うほど、やっていないんですよ。実は。だらけたことも、気が抜けたこともあります。
ムムー 何とご謙遜を。
努力する人の心はどこまで謙虚なんですか?
ここが人気の秘訣ですね。
ますますファンになりそうです。
 イメージ 1

       8月27日(月)晴れ
   落ち込んでいる暇はないイメージ 1
ロンドンオリンピックのメダリスト達がテレビで引っ張りだこ。
新聞のスポーツ欄では、活躍している選手が毎日取り上げられている。
選手の人生で華やかで輝く時間である。
そんな華やかで輝く記事の中で、華やかさ、輝きとは正反対な記事があった。
「西岡、メジャーの壁厚く 3A降格 失敗と思わない」。
と、大リーグでもがき苦しむ西岡選手をとりあげていた。
西岡選手はかつてロッテの選手で、首位打者を獲ったほどの名選手。
夢を抱いて大リーグに挑戦。
「3A降格」という文字は、淋しく見えた。
(3Aはまだ良いのかな?)
マイナー降格という現実に対し「ショックでした。力のなさを痛感しました」というコメント。
大リーグは、やっぱりアメリカンドリームなんだ。
 
2年目の今季は開幕からマイナーでスタート。
8月5日にようやくメジャーに昇格したが、3試合で12打数無安打1打点、3失策と振るわず、すぐに降格した。
「結果が求められる。バットが折れてもヒットはヒットという世界」と振り返る。
それでも西岡は「自分で決断して挑戦した。(米国に来て)失敗だったと思っていない。走攻守で世界には上がいることがわかった。新しい自分をつくれる」と前向きにとらえる。
「落ち込んでいる暇はない。今シーズンは残っているので、ここで一生懸命やる」と話した。
 
この記事の下には「イチロー左前打」と活躍している記事。
その隣には「ダルビッシュじっくり調整」と、体調不良の記事。
その隣には「パイレーツ高橋を獲得」と途中移籍の記事。
その隣には「田沢がマイナー降格」の記事。
体調不良だろうが、何が起ころうがすべて結果で評価するプロの世界。
大リーグやプロスポーツとは、なんと過酷な世界だ。
西岡選手、まだ28歳。
西岡選手が活躍し、輝いている記事を次は見たい。
 
 
 

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