じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2012年06月

      6月30日(土)晴れ
         御宿・浅間様の夏祭りイメージ 1
昨日29日と今日30日は御宿浅間様の夏祭り。
浅間様に行ったのは数年ぶり。
時々、囃しの音が聞こえてくるが、道中、祭りの雰囲気がしない。
以前来たときは、浴衣姿の子どもが団扇をもって、両親や祖父母に手を引かれて浅間様に向かう姿が見られたが今年は全然ない。
人通りいつもと変わらない。
「昔は国道にも夜店がいっぱい並んだのに、淋しいねー」
 
浅間様の入口に着いたら、昔の祭り風景だ。
小学生が飛び回っている。
大人に手を引かれた子ども。
仲間と一緒の中学生。イメージ 2
派手な派手な屋台飾り
屋台の呼び込みの声。
発動機の唸る音。
電球の列。
昔の祭りと同じだ
 
鳥居をくぐり、浅間山山頂へ。
途中、途中に目印。
6合目から9合目まである。
富士浅間山信仰に倣(なら)っているのだろう
富士山とは大きく異なって、麓(ふもと)から10分もかからない山詣で。
山の頂では「子ども囃し」。
はんてん姿が凛々しい。
今日が本番、緊張のなかにも誇らしげな顔。イメージ 3
 
チガヤを束ねて輪の形に作ったものをくぐり
健康・家内安全・良縁・幸福を祈願する「水無月祓え」だという。
左回りでくぐり、次は右回りでくぐり、最後にもう一度左回りにくぐるのだという。
瓢箪がくくってある。
六つが一組、六(ム)瓢(ヒョウ)、つまり「無病(むびょう)」だという。
例年、6月29日、30日ころは梅雨の真っ最中で雨天が多い。
なのに今年は、29日30日とも晴天。
それも、カラッと乾燥したすがすがしい陽気だ。
今年の夏、健康・家内安全・幸福、平和、良い夏になりますように。

 
 
 

      6月29日(金)晴れイメージ 1
            サツマイモの苗を6月に植えました?
サツマイモのツルがどんどん伸びている。
地面が見えないほど葉が広がった。
このツルの先端を切れば「サツマイモの苗」。
つまり、この先端を植えれば、秋、サツマイモになるという。
こりゃ、良いことを聞いた。
先日、ジャガイモを収穫した畑が空いている。
この畑をサツマイモ畑にすることにした。
ジャガイモを収穫したばかりで、土地が疲れているかもしれない。
石灰をまいて、牛糞を入れて、畝を高くして、苗を植えた。イメージ 2
先日、トマトのわき芽を「挿し木」にして、根のついた苗を植えたばかりだ。
今度のサツマイモも秋に実をつければ、経済的だ。
菜園愛好家が最も嫌う言葉、「買った方が安いよ」を、ここでも返上できそうだ。
園芸本には植えつけは5月と書いてある。
果たして6月の下旬でも大丈夫だろうか?
まあ、「ダメもと」でいいや。
チャレンジが大事。
これが試行錯誤ということかな。

天気予報では雨が降る降る言っているけど、降らない。
今年の梅雨は空梅雨なのか?
今日も午後は青空が広がった。
先日植えたトマトの「わき芽の挿し木苗」が元気がない。(写真:サツマイモ苗の右)
 
 

         6月28日(木)くもりイメージ 1
              人類は核と共棲(きょうせい)できぬ
昨日6月27日の夕刊(朝日新聞)に右のような記事が載っていた。
「青空の下、2年ぶり 福島市で屋外プール授業」の見出し。
子どもたちが太陽の下でプールを楽しんでいる写真付き。
「昨年は県境を越えて約100キロ離れた山形県天童市の屋内プールに出かけ、1日だけ水泳の授業をした」と書かれていた。
夏のプールや水遊びは子どもの特権だ。
なのにそれが昨年はできなかったという。
「2年ぶりで屋外プールにプールができます」、と言われても全て安全ではない。
子どもも保護者も「本当にだいじょうぶだろうか?」と不安があるにちがいない。
「県教委は、プールに入ることを希望しない子どもや保護者の意向を尊重するよう市町村教委に通知している」という。
監督責任の県教委も不安にちがいない。
子ども・保護者、地域の人も不安に陥れる原発を、なぜ再稼働するのか。イメージ 2
不思議だ。
起きる保証もないが、起きない保証はもっとない。
大飯原発の下には活断層が走っているという学者もいるのに・・・いったい、なぜ?
 
同じ夕刊紙面に「人類は核と共棲できぬ」(作曲家阪本龍一)のコメントが出ていた。
・大江健三郎「ヒロシマ・ノート」
・中沢啓治「はだしのゲン」
・キューバ危機
・ベトナム戦争
・チェルノブイリ原発事故(1986年)
・9.11ニューヨークテロ(2001年)
阪本さんは1952年(昭和27)生まれなので同世代。
大江健三郎の「ヒロシマ・ノート」は読んだことがないが、ほかは新聞やテレビのニュースで知っているので、私には懐かしく説得力ある言葉。
「9.11を体験してもう一つ確信したことは、生きるためには『知る』ことが必要だということです。誰が何の目的で行い、その背景は何かなどを知れば、次にどのようなことが起こるか推測できる」
とも述べている。この言葉も含蓄あるなー。
そして最後の言葉が強烈。
「そして11年3月11日の大震災と原発事故。人類は兵器としてであれ発電としてであれ、核とは共棲(きょうせい)できないことを全世界に訴えること。3度も大きく被ばくした唯一の国としての、国際社会に対する貢献であり、責任ではないでしょうか。」
 
朝日新聞夕刊では『核なき世界へ 被爆国から2012』というタイトルで「核廃絶」への思いを連載するという。
どんな意見が飛び出すか、楽しみだ。
 
                           写真:6月27日(水)朝日新聞夕刊
 
 

      6月27日(水)晴れ
        御宿海岸通りの「地域に根ざした芸術」イメージ 1
     
先日、「海岸通り」のすばらしさ、美しさをブログに載せた。
この通りが平成3年に「手づくり大賞」に入賞したことを記事にした。
この記事を読んでくださった方から電話をいただいた。
「私も同感です。本当にきれいですね。・・・歩道の石畳の花が描かれていること知ってますか?」
タイルに花が描かれているのは気づいていたが、花の種類までは注意して見ていなかった。
「今度、注意して見てください。・・・それから歩道の手摺りというか欄干というか・・・川と歩道の間のフェンスのレリーフ、気づいていますか。あれはいいですよ。・・・私は地引網のレリーフが好きですねー・・・」
イメージ 2
この電話に誘われて、歩道を歩いてみた。イメージ 3
いつもなら、背筋をのばし遠くの景色を見ながら、大股に急いで歩く。
でもきょうは、歩道の「絵」と手摺りの「レリーフ」を探すのが目的。
ゆっくり、ゆっくり歩く。
ありました、ありました。
タイルで花が描いてありました。
色までついていました。
花の種類は、この海岸で目にする花のようだ。
レリーフは気づかなかった。
「地引き網漁の絵」に感動。
岩瀬禎之さんの写真の地引き網漁に感動したが、この絵もスゴイ。イメージ 4
赤銅色した漁師の筋肉、かけ声と共に汗が飛び散ってきそうだ。
制作者というか企画者はだれだろう。
身近な草花や伝統的な風俗を残そうという企画であろう。
企画した人がまたスゴイ。
多くの公園の図案はマンガのキャラクターなど子どもが喜ぶものが多いのに。
子どもに迎合しない、御宿に根ざした企画がナイス。
それにしても、これに気づかなかったことが恥ずかしい。
お電話ありがとうございました。

 

    6月26日(火)晴れ
          アイコ様が色づき始めました
トマトのアイコ様がやっと色づき始めた。
イメージ 1
2週間前から実をつけたのに、なかなか赤くなってくれない。
「そんなもんだよ。赤くなるのは今ころだ、これが順調だ」という人もいる。
陽当たりが悪いので、なかなか色づかないのだろう、という人もいる。
陽当たりが悪いのは、トマトハウスのせいだという。
見てください、これがわが家のトマト専用ハウス。
雨に打たれると実が割れる。
屋根をつければいいという知恵をいただいた。
世間一般のトマトハウスは透明のビニールシートにおおわれている。
でも、わが家はご覧のように雨をしのぐのはトタン屋根。
このトタン屋根が日光をさえぎってしまい、色づきを遅くしているのだという。
 
トタン屋根にしたのは訳がある。
初めてトマト栽培をしたときは、世間一般のようにアルミの支柱で骨組みを作り、透明のビニールシートをかぶせてトマトハウスを建設したのだ。
ところが、建設してから1週間、大風にやられてビニールははがされイメージ 2
アルミの支柱は曲がる。
大風の度に、建て直す。
これは面倒。
大風や台風にも耐え得るトマトハウスをと、写真のような頑丈な骨組にしたのだ。
お陰でどんな大風にも耐えている。
でも、先日の台風4号に屋根をふきとばされてしまった。
そこで現在、屋根にブロックの重しを載せている。
 
屋根があれば陽当たりが悪くなる。
屋根を除けば実が割れる。
ビニールの屋根にすれば風に飛ばされる。
トタン屋根にすれば陽が当たらない。
なかなか、うまくいかないものだ。
本当に、トマト作りはままならぬ。
でも、実が熟すのをじっくり待とう。
 
 

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