じいさん晴耕雨読

じいさんの戯言を記録しています。

2023年10月

秋曇の空も「いと、おかし」

10月31日(火)晴れ後曇り

10月最終日です。

いつものことながら、月の最終日は「光陰矢の如し」を痛感します。

朝のラジオ体操の話題も、「月日の経つのがハヤ(早)」の嘆き節です。

「あんなに暑かったのに、朝は寒くなってきましたねー」

「今日は手袋をして来ましたよ」

周りを見渡すと、手袋着用者4名。

「もうすぐ冬・・・冬になると参加者が少なくなって・・・」

「ああ、昨年の冬はずい分さぼりましたので、今年は頑張って参加しますよ」

「そうしてくださいよ・・・出て来てくださいよ」

今年の冬は参加することを宣言しました。

今朝の空は秋の雲。

晴れている秋空は美しいけれど、秋曇の空も「いと(大変)、おかし(趣がある)」。

秋雲の広がる空に、朝日が昇る瞬間も「いと、おかし」。

清少納言さんも、紫式部さんも千年以上前の平安時代に、秋の曙を愛で「いと、おかし」とつぶやいたに違いありません。

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月は西に、陽は東に

10月28日(月)晴れ

午前6時、気温14度。

雲一つない快晴、日本晴れです。

「月は東に陽は西に」の逆で「月は西に、陽は東に」の光景です。

昨夜の十五夜の月が西の空に。

ラクダ像を入れて月をパチリ。

東には朝日。

とどろき山から眩しい太陽を入れてパチリ。

なんと贅沢な時間でしょう。

人生が豊かになったような気分です。

(いや、こういう瞬間に遭遇できることが豊かというのでしょう)

東京から移住してきたマンションの住人Oさんも残月を撮っています。

「最高ですよ、正に月の沙漠の王子様とお姫さんですよ」

と、スマホでパチリ、パチリ。
今夜は「十六夜の月(いざよいのつき)」。
午後6時40分、東の山の端にやっと出て来ました。
やっぱり、ためらいながら、いざよっているようです。
「十六夜の月(いざよいのつき)」、趣のある言葉ですね。


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月とラクダ像を撮りました

10月28日(土)晴れ

「昨夜の十三夜、綺麗でしたね」

「そうですねー、このところ夜の空も雲が無くて月が美しいですね」

昨夜は十三夜ということは、今夜は十四夜で、明日が十五夜です。

月を観るには天気。

今夜は快晴、外に出ると月が綺麗です。

散歩を兼ねて写真撮影に海岸へ。

午後7時50分気温16度。

月とラクダ像を撮る人が大勢来ていると思ったら、犬を連れた散歩人が一人だけ。

ラクダ像と十四夜の月を入れてパシャリ。

おおー、爺さんにしては上出来、上出来。

カメラの腕が上がったなあー。

と、言いたいのですが、腕が上がったのではありません。

実は、カメラを変えたのです。

いや、スマホを変えたのです。

スマホで撮った写真です。

一眼レフカメラよりもずっと綺麗に撮れるのにビックリ。

なんだ、カメラなんか買わずに最初からスマホを買えばよかった!

最近のスマホの性能に驚いています。

月とラクダ像、これまで何度も挑戦しましたが、こんなに綺麗にとれたのは爺さん史上初めてです。


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ブカミカンがいっぱい

10月27日(金)晴れ

葉を落とし鳥に実を食べてもらって、今年の柿は終わりです。

庭の木々の色は精彩を欠いて来ました。

そんな中、ミカンの青葉とオレンジ色の実が鮮やかになって来ました。

ミカンはブカミカンと呼んでいるピンポン玉ほどの小さなミカンです。

昨年少なかったせいか、今年はいっぱいです。

木の傍によると、ミカンの香がさわやか。

食べると、酸っぱい、酸っぱい。

おまけに種が入っています。

口の中でしばらく噛んで酸味を味わい、種は出します。

爺さんが畑の合間に食べるだけのブカミカンでしたが、昨年からジャムにする情報を得て、ジャムにしています。(つくるのは爺さんではありません)

手前味噌ですが、美味しいジャムです。

 

1昨年購入した温州ミカンの苗は、昨年3個実をつけましたが、今年は1個もなりません。

温州ミカンは来年に期待し、肥料を施しました。

 

地面から生え出た緑いつからか炎になりて天を燃やして

街をゆき子供の傍を通る時蜜柑の香せり冬がまた来る(木下利玄)


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二度と来ぬ今を大事と木守柿

10月23日(金)晴れ

来年もよく実るようにと、残しておいた柿の実(「守り木・木守り」)。

柿の実も、カラスやヒヨドリが突いてくれて最後の1個になりました。

葉が落ちて、枝の中にオレンジ色の柿の実。

晩秋の風景です。

でも、今年の晩秋は暖かいです。

最低気温15度、最高気温23度。

昼間は半そでで過ごしました。

 

今年最後の柿を見ていると、一句ひねりたいですが、いつものように出て来ません。

気に入った俳句がありました。

二度と来ぬ今を大事と木守柿  (桑垣信子)

半分はすでに喰われて来守柿  (金子つとむ)

潔し一葉残さず木守柿   (中島霞)

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